Investigation of genetic variants and clinical risk factors associated with the progression rate of visual field defect in glaucoma
Project/Area Number |
23K09030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
池田 陽子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (00433243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田代 啓 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10263097)
大見 奈津江 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10438210)
田中 雅深 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10444994)
木下 茂 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30116024)
外園 千恵 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30216585)
森 和彦 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員教授 (40252001)
上野 盛夫 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40426531)
徳田 雄市 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40833661)
中野 正和 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70381944)
今井 浩二郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70728443)
三重野 洋喜 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80624387)
吉井 健悟 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90388471)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 視野進行 / 緑内障 / 遺伝子 / 原発開放隅角緑内障 / ASA / 正常眼圧緑内障 / 視野障害 / 進行速度 / MDスロープ |
Outline of Research at the Start |
視野障害の進行速度を表すmean deviation slopeを用いて患者群を進行の速さで2 群(早い・遅い)を選定・分類し、アジア人に特化した700K のAsian Screening Arrayを用いた全ゲノム解析を行って、視野障害進行速度に関わるバリアントを同定する。また視野障害進行速度に関わる臨床因子も併せて解析することにより基礎と臨床の両面から緑内障視野障害の進行速度について解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は視野障害の進行速度を表すmean deviation (MD) slopeを用いて、広義原発開放隅角緑内障患者群から進行の速さによって速い・遅いの2群を選定し、アジア人に特化した700KのAsian Screening Array(ASA)を用いた全ゲノム解析を行って視野障害進行速度に関わるバリアントを同定するとともに視野障害進行速度に関わる臨床因子も併せて解析する。 我々はすでに様々な緑内障病型のASAの解析データを保有するが、原発開放隅角緑内障は現時点で2107例保有する。今年度はその中から視野進行解析に適する症例を選択する。その条件としては、①広義原発開放隅角緑内障のASAでの全ゲノム情報の既得済、②ハンフリー静的視野検査で視野を長期で経過観察可能、③経過観察開始時の視野障害程度が初期から中期、④信頼性が高い(偽陰性、偽陽性33%以下、固視不良20%以下)視野検査結果を保有、これら①-④を満たす症例である。ただし、緑内障は同一症例であっても左右差があり、片方が初期でも片方が末期の場合もあり、今回の視野進行速度を解析するためには、組み入れ時の視野が両眼とも初期から中期の間入っていることが望ましい。そのため①から両眼視野がオールホーン分類変法でA2以下(中期視野までの症例)の症例を選択し、それらの選択症例から組み入れ時点でのMD値を調べ、両眼とも-10dB以上の症例を対象症例として②を満たす症例を選択、その後③の中から④の視野を選択し、MDslopeを算出できる症例を最終的に選択した。 また視野障害進行速度に関わる臨床因子を解析するための臨床データについてこれらの症例および、今後の組み入れ予定症例についても引き続き収集およびデータ入力していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ASAの全ゲノムデータを持ち両眼の視野がオールホーン分類変法でA2以下の症例を選択すると441例であった。組み入れ時のMD値が両眼とも-10dB以上の症例は295例であり、MDslopeを出すためには6回程度以上の信頼性のある(固視不良20%以下、偽陰性、偽陽性33%以下、の条件を3つとも満たす)視野結果が必要である。それらのデータを抽出し、エクセルにデータ入力がほぼできている。また視野進行に関わる臨床因子の解析のデータ入力も併せて行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度のMDslopeの①視野障害の進行が速い群、②遅い群のカットオフ値を決めるために、今年度で選択した症例のMDslopeを出したのち、①②群を分けるカットオフ値を分析する。その後①と②群において、ASAデータでdiscoveryの全ゲノム解析を行っていく。引き続き視野検査の結果が増えていくので、今回対象になっていない症例であっても視野の経過観察期間が延びれば再現性取得実験の対象となるため、引き続きデータを入力していく。また新規症例で本研究対象となる症例のASAのデータも取得していく。視野障害進行速度に関係する臨床因子の解析のためのデータ入力も併せて行っていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(11 results)