Project/Area Number |
23K09046
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
石川 桂二郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (00795304)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 雅宏 九州大学, 工学研究院, 教授 (10211921)
武田 篤信 九州大学, 医学研究院, 准教授 (40560313)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
|
Keywords | 網膜 / ドラッグデリバリー / 増殖硝子体網膜症 / 硝子体手術 / 線維化 / シリコンオイル |
Outline of Research at the Start |
網膜剥離や増殖糖尿病網膜症に対する硝子体手術後に増殖硝子体網膜症(PVR)を発症すると手術を行っても再発を繰り返し、難治性で視力予後は非常に不良である。PVRに対しては硝子体手術が行われ、シリコンオイルを注入される場合が多いが、その後、再度線維増殖して網膜剥離が再発する。抗線維増殖薬が封入され、徐放化されるシリコンオイルをタンポナーデ物質として用いれば、術後の再増殖が抑制され術後成績が飛躍的に向上することが期待される。Solid in Oil(S/O)製剤という新規のドラッグデリバリーシステムを用いた抗線維増殖薬内包シリコンオイルを作成し、PVRに対する新規治療薬開発を目指す。
|
Outline of Annual Research Achievements |
共同研究者の工学研究院の後藤雅宏教授の教室でメソトレキセート(MTX)を溶解したSolid-in-oil(S/O)製剤を作成した。 ウサギの眼内に薬剤を硝子体内注射(1mg/mlのMTX濃度、0.1ml )を行い、3日、1週間、2週間、4週間で眼球を摘出し、網膜と硝子体中のMTX濃度を定量した。MTX単剤では72時間以降は濃度が検出感度未満になるのに対して、S/O-MTX製剤投与眼では4週間後にも眼内MTXが検出され、S/O製剤による徐放性を確認することが出来た。一方、薬剤の副反応と考えられる眼内炎症を投与後7日目から認め、2週、4週とその反応は強くなっていた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Solid-in-Oil製剤の作製に成功し、眼内投与での徐放性が確認されたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
眼内毒性を回避するために異なる基質溶媒を用いたS/O製剤を作成し、投与量などを変更して、眼内の薬物動態を今後も継続し、副作用が少なく、眼内での徐放性が得られる薬剤作成を検討する。
|