Project/Area Number |
23K09075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56070:Plastic and reconstructive surgery-related
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
加藤 久和 岐阜大学, 医学部附属病院, 教授 (80333392)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神山 圭史 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (00646383)
柴田 博史 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (20610421)
小川 武則 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50375060)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | u-HA/PLLA / ハイドロキシアパタイト-ポリ-L-乳酸合材 / 代用自家軟骨移植 |
Outline of Research at the Start |
形態再建において、硬い形態の創造・維持の目的で人工物を埋入することがある。しかし合併症率が高い。従来の方法である自家軟骨移植は、採取部犠牲が避けられない。近年ハイドロキシアパタイトとポリ-L-乳酸の合材である非焼灼型HA/PLLAは、数年かけて自家骨に置き換わるという骨補填材料である。我々は、長期における臨床的有用性・安全性も示してきた。それらに着想を得て「u-HA/PLLAは自家 軟骨移植の代用になりえる?」との仮説を立て、本研究を計画した。る可能性について検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
ウサギ Slc:JW/CSK系統 雌 24匹を使用した。まず下記の手術を1匹のウサギに行った。①頭部骨直上に1cm四方のu-HA/PLLAを移植した。②耳介軟骨直上に1cm四方のu-HA/PLLAを移植した。また、対照として、反対側耳介軟骨を1cm四方に採取し、採取部位以外の軟骨直上に移植した。その採取部位の軟骨欠損部にも1cm四方のu-HA/PLLAを移植した。以上を同一のウサギで手術を行い、移植u-HA/PLLA上の皮膚の変化をみた。術後1週間で、①の頭蓋骨直上以外の②③の移植u-HA/PLLA上の耳介皮膚は壊死となり、u-HA/PLLAが露出した。1cm四方の血流のないu-HA/PLLA上の皮膚は壊死に陥ることが判明した。 u-HA/PLLAの移植は、6mm四方として同様の手術を1匹のウサギに行ったところ、皮膚は問題なく癒合し、u-HA/PLLAの露出もなかった。 最初に皮膚が壊死となったウサギも部位を変え、計24匹に6mm四方のu-HA/PLLA移植手術を終えた。 術後1年の時点で途中経過評価を行うため2匹と術後2年の最終評価のための24匹のウサギの飼育期間に入った。適宜外耳の非侵襲的な観察を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
手術は、麻酔医、術者、助手の3人が必要であるが、通常業務が忙しく、3人がそろって実験できる余裕がなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究においては術後2年を最終評価として設定する。従って長期飼育を要する。その間、形態評価のための触診は侵襲がないため適宜行う。また術後1年の時点で途中経過評価を行うため2匹のsacrificeを行う。評価項目としては移植u-HA/PLLAの物理的形態計測、硬度評価、病理学的評価とする。硬度評価としてはデュロメータを用いる。病理学的評価としてはHE染色による軟骨および骨細胞の評価を含む。
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