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感染が懸念される閉鎖創に適用可能な灌流つき陰圧デバイスの有効性に関する科学的検証

Research Project

Project/Area Number 23K09091
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 56070:Plastic and reconstructive surgery-related
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

力丸 英明  久留米大学, 医学部, 教授 (00289365)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 草場 啓彰  久留米大学, 医学部, 助教 (00974362)
大石 王  久留米大学, 医学部, 助教 (10899701)
井野 康  久留米大学, 医学部, 講師 (30352181)
坂田 憲亮  久留米大学, 医学部, 助教 (50794674)
右田 尚  久留米大学, 医学部, 講師 (80412518)
田中 啓二郎  久留米大学, 医学部, 助教 (80974360)
力丸 由起子 (西由起子)  久留米大学, 医学部, 講師 (90368960)
牧 希光枝  久留米大学, 医学部, 助教 (90974361)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Keywords感染創 / 陰圧デバイス / 灌流 / 閉鎖式創内持続陰圧洗浄療法 / ピンポイント洗浄 / シャント / モデルシミュレーション / 動物モデル / 閉鎖腔 / 創内持続陰圧洗浄療法
Outline of Research at the Start

2007 年に報告した閉鎖式創内持続陰圧洗浄療法は、体内に生じ た感染を、創を閉鎖した状態で洗浄しつつ陰圧をかけることで治癒させる画期的な方法であ る。しかし、この方法には洗浄と吸引チューブ間にシャントを生じ、意図したエリアを洗浄 できない弱点があった。そこで、「ピンポイントで」洗浄を行える工夫を施 した。 しかし、closed IW-CONPIT においては、創内で洗浄液と陰圧の及ぶエリアや生じる陰圧の程度、重要臓器を損傷せずに感染を制御可能な至適洗浄量・至適陰圧についてのエビデンスがない。本研究では、これらを明らかにする。

Outline of Annual Research Achievements

閉鎖式創内持続陰圧洗浄療法(closed intra-wound continuous negative pressure and irrigation treatment:以下 closed IW-CONPIT)は、体内に生じた感染を、創を閉鎖した状態で洗浄しつつ陰圧をかけることで治癒させる画期的な方法である。しかし、この方法には洗浄と吸引チューブ間にシャントを生じ、意図したエリアを洗浄 できない弱点があった。そこで、ピンポイントで洗浄を行える工夫を施し、通常は治癒し得ない閉鎖腔の感染創を治癒させるなど成果をあげている。しかし、 closed IW-CONPITには、創内で洗浄液と陰圧の及ぶエリアや生じる陰圧の程度、重要臓器を損傷せずに感染を制御可能な至適洗浄量・至適陰圧についてのエビデンスがない。本研究では、closed IW-CONPIT の(1)洗浄範囲と流水によって生じる創内陰圧値の実測とシャント形成部位の解明(2)重要臓器を損傷せず創傷治癒に有効な洗浄液の至適流量と至適陰圧の 2 つを明らかにすることを目的としている。2023年度は、流水モデルシミュレーションと非生体モデルでの灌流試験を実施している。この実験系では、閉鎖腔にデバイスを適用した際の洗浄液・陰圧の及ぶエリアの解析をすすめている。同時に流水モデルを用いたシミュレーションを実施しており、シミュレーションの理論値と比較し、理論値と実測値とが乖離するエリアの分析を進める予定である。次年度以降は、非生体モデルでの灌流試験の流量・陰圧値を変数として、条件を変更した流水モデルを用いて、各群 n=5 ずつデータ取得をを行う予定である。データ解析を行い、洗浄液の至適流量と至適陰圧を明らかにする。
さらに、これと並行して感染創の動物モデル作製を進める。2型糖尿病発症ラットを用いて創傷床に黄色ブドウ球菌を播種した動物モデルの作製を計画している。感染創モデルを樹立後にデバイスを装着させ、生体創傷モデルにおいても至適流量と至適陰圧が適用可能かを明らかにする。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度の実験系では、閉鎖腔の流水モデルを作製しデバイス適用した際の洗浄液・陰圧の及ぶエリアを解析する予定していた。先行研究の手法を参考に、アクリル容器内部に粘弾性ゲルを配置し、ゲルの内部に腔所を作製した。この腔所に陰圧デバイスと洗浄デバイスを配置し灌流速度と吸引圧の実測値の取得を進めている。データ数が当初の目標に達していないため、予定よりやや進捗が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

閉鎖腔の流水モデル自体は作製できているため、このモデルを使ったデータ取得を進めていく予定である。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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