• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

Basic research on exosomes in the wound healing process

Research Project

Project/Area Number 23K09109
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 56070:Plastic and reconstructive surgery-related
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

河合 建一郎  兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (80423177)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久保 盾貴  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00362707)
藤原 敏宏  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (00423179)
西本 聡  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (30281124)
石瀬 久子  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (30567194)
垣淵 正男  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50252664)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords創傷治癒 / エクソソーム
Outline of Research at the Start

エクソソームは、脂質二重膜で形成された小胞で、細胞から分泌される。生体では唾液、血液、尿、羊水、悪性腹水等の体液中で観察され、培養細胞からも分泌される。近年、エクソソーム内には様々なタンパク質やmRNA、マクロRNAなどの機能分子が含まれていることが報告され、近隣局所の細胞間コミュニケーションや循環血液を介した遠隔細胞への情報伝達などが判明している。また、細胞膜への融合によって膜蛋白を直接供給することで細胞が遊走する際の足場となる役割を担っている可能性も指摘されている。
本研究では、線維芽細胞が分泌するエクソソームが、皮膚創傷治癒過程でどのような役割を担っているかを解明する。

Outline of Annual Research Achievements

エクソソーム(Exosome)は、脂質二重膜で形成された直径50nm~100nm程度の小胞で、細胞においてエンドソーム経路で作られ分泌される。生体では唾液、血液、尿、羊水、悪性腹水等の体液中で観察され、培養細胞からも分泌される。近年、エクソソーム内には様々なタンパク質やmRNA、マクロRNAなどの機能分子が含まれていることが報告され、近隣局所の細胞間コミュニケーションや循環血液を介した遠隔細胞への情報伝達などが判明している。また、細胞膜への融合によってインテクグリンなどの膜蛋白を直接供給することで細胞が遊走する際の足場となる役割を担っている可能性も指摘されている。最近多くの分野で注目を集めているエクソソームの生体機能であるが、形成外科・創傷治癒分野でのエクソソームの基礎的研究についても報告はあるものの基礎的データが少ない。
本研究では、線維芽細胞が分泌するエクソソームが、皮膚創傷治癒過程でどのような役割を担っているかを解明する。 具体的には、 (I).皮膚創部でのエクソソームの回収、観察、 (Ⅱ).エクソソームの投与実験、(Ⅲ).エクソソームの細胞間相互作用の観察、(Ⅳ).エクソソームが創傷治癒に与える影響の観察を行う。
本研究では今後大量のエクソソームが必要になる。エクソソームの単離方法には様々なものがあるが、昨年度はまず超遠心法を用いてマウス皮膚線維芽細胞(NIH3T3)の培養上清内に分泌されているエクソソームの単離を行おうとしたがうまくいかなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

医局スタッフが減少し、臨床の仕事の比重を上げざるを得なかったこと、医局長や学会内での役職が増え、実験にかける時間が減少したことが最も大きな理由である。
今後の実験で多量のエクソソームを要するため、超遠心法を用いた安価なエクソソーム回収法の確立を目指しているが、条件検討が難しかった。

Strategy for Future Research Activity

エクソソーム単離用のキットもいくつか市販されているため、超遠心法がどうしてもうまくいかなかった場合はこれらを用いることも検討する。
今年から働き方改革がなされ、勤務時間が厳密に制限されるため効率的に実験を行っていく。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi