睡眠中の血圧変動の見える化!睡眠時無呼吸の夜間血圧上昇の原因解明と治療効果の検討
Project/Area Number |
23K09262
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57050:Prosthodontics-related
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Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
奥野 健太郎 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (50420451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真砂 彩子 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (30881164)
元根 正晴 大阪歯科大学, 医療保健学部, 教授 (40826616)
志水 秀郎 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (50388378)
楠 博 大阪歯科大学, 歯学部, 准教授 (60780070)
姫嶋 皓大 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (60825199)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 歯科 / 睡眠時無呼吸症 / 口腔内装置 / 高血圧 / CPAP |
Outline of Research at the Start |
本研究では、閉塞性睡眠時無呼吸の夜間血圧サージに影響する因子の同定と治療効果について明らかにすることを目的とする。OSA患者に対して、終夜にわたる PTT血圧測定と睡眠呼吸検査を行うことで、夜間血圧サージに影響する因子を同定する(疾患モデル)。次に、OSAの標準的な治療法としてCPAP療法、口腔内装置治療を用いたランダム化比較試験を行い、夜間血圧サージへの効果を明らかにする(治療モデル)。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、閉塞性睡眠時無呼吸の夜間血圧サージに影響する因子の同定と治療効果について明らかにすることを目的とする。OSA患者に対して、終夜にわたる PTT血圧測定と睡眠呼吸検査を行うことで、夜間血圧サージに影響する因子を同定する(疾患モデル)。次に、OSAの標準的な治療法としてCPAP療法、口腔内装置治療を用いたランダム化比較試験を行い、夜間血圧サージへの効果を明らかにする(治療モデル)。 閉塞性睡眠時無呼吸症の疾患モデル:高血圧を合併する成人OSA患者(50例)を対象とする。PTT(pulse transit time)血圧計と睡眠評価装置の同時測定を行い、睡眠中の血圧状態、呼吸状態を評価する。夜間血圧サージの直前の呼吸イベントに注目し、影響因子を同定する。 閉塞性睡眠時無呼吸症の治療モデル:治療モデルとしては内科的な治療であるCPAP療法と歯科的な治療法である口腔内装置(OA)を用いる。内科的な治療であるCPAP療法では、理想装着下では呼吸イベントをほぼ抑えることが可能である。一方で、OA治療は呼吸イベントに対する効果はCPAPに劣るが装着感では優れている。それぞれの治療方法を低酸素改善モデル(CPAP治療)、交感神経活動改善モデル(OA治療)として用いて、疾患モデルにより同定された影響因子の治療による変化が、実際に夜間血圧サージの改善に寄与するのか立証する。疾患モデルの被験者の中から、30例を対象にCPAP療法とOA治療を行い、PTT血圧計と睡眠評価装置による評価を行う。 本研究により、夜間血圧サージの影響因子と治療効果が明らかになれば、いびきや日中の眠気などの患者のQOLに関わる症状の改善だけではなく、心血管疾患・脳血管疾患の進行や心臓突然死のリスクを下げるなど生命予後に対しても効果が期待できると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
疾患モデルのデータを収集中であり、概ね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、疾患モデルのデータ収集を継続し、治療モデル(CPAP、OA)の被験者のリクルートの準備を進める方針である。
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Report
(1 results)
Research Products
(19 results)