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マスティカトリマイオカインの概念確立による咀嚼筋機能の新機軸

Research Project

Project/Area Number 23K09265
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 57050:Prosthodontics-related
Research InstitutionOsaka Dental University

Principal Investigator

前川 賢治  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20304313)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大野 充昭  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60613156)
小正 聡  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70632066)
本田 義知  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (90547259)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords咀嚼筋活動 / マイオカイン / 咬筋 / 咀嚼筋 / 咀嚼運動
Outline of Research at the Start

本申請研究では,咀嚼の能動器官である咀嚼筋において,咀嚼運動時に産生されるマイオカインを網羅的に探索,その特異性を明らかにすることで,“経口栄養摂取が全身健康に与える効果”を科学的に証明する緒とする。具体的には,①咀嚼筋の筋細胞で産生されるマイオカインの特異性と②咀嚼によるそれらの因子の産生挙動に着目し,健全な口腔機能が全身健康に与える影響を,咀嚼筋のバイオロジーから紐解く基盤を形成する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は,前例のない「咀嚼筋細胞から分泌されるマイオカインを理解し,それらが全身健康に与える影響を明らかにする」ことに挑戦し,健全な咀嚼器官の育成や維持のさらなる重要性を示すことを目指すものである.
これまでの我々の検討により,咬筋活動後には筋組織内でインターロイキン6(IL-6)の遺伝子発現が亢進することが明らかとなっている.しかしながら,ここまでの我々の研究で採用してきた咀嚼筋活動モデルは,電気刺激を用いた反復収縮を持続するものであり,このようなモデルは電極設置のための皮膚切開による侵襲が必要であったり,単純な筋収縮を反復するだけの筋活動になるなど,生理的な咀嚼運動を再現したモデルとは言えなかった.本研究では,これらの問題点の解決にあたり,マウスのgnawing modelを用いることを計画した.本モデルは,齧歯類が眼前の物体を齧る習性を利用して咀嚼運動を誘発するものである.
我々は,一般的にマイオカインとして知られているIL-6の発現亢進を筋活動のマーカーとして,マウスの生理的咀嚼モデルとしてのgnawing modelを計画研究に採用すべく,基礎的検討を進めてきた.現在までの検討において,マウスgnawing modelの咬筋組織内でIL-6の発現がたしかに亢進することを確認できている.従って,今後の計画としては,本モデルを用い,咬筋組織内で筋活動時に発現が亢進する因子を,次世代シーケンシングを用いたRNA-seqによって網羅的解析するための準備を進めている状況にある.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初の予定では,初年度内に生理的咀嚼モデルを確立したうえで網羅的解析を実施する予定であったが,そこまでには至っておらず,網羅的解析に供する純度と十分な量のmRNAが回収できるよう準備を進めている段階であるため.

Strategy for Future Research Activity

今後の計画としては,マウスのgnawing modelの咬筋組織内から回収したmRNAを用いて,次世代シーケンサーによるRNA-Seq解析を実施し,咀嚼筋活動後に高発現する因子の抽出を進める予定である.

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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