Project/Area Number |
23K09368
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
大和地 正信 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任講師 (70451747)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊豫田 学 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (40431746)
坂本 洋右 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (50451745)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 人工合成環状RNA / ノンコーディングRNA / microRNA / Non-coding RNA / miRNA / 環状RNA / 口腔癌 / エクソソーム |
Outline of Research at the Start |
口腔癌において発現が低下している環状RNA (circRNA-102450) を同定し, 口腔癌抑制型環状RNAとして新たながん治療の糸口となることを報告した.本研究ではその継続的研究として, 口腔癌促進型環状RNAに着目し, 口腔癌特異的な「環状RNA-miRNA-mRNA」の経路を同定し, 口腔癌の進行および転移との関連性を解明したいと考えている. さらに, 口腔癌特異的接着能を有するエクソソームに本研究にて同定された口腔癌促進型環状RNAのsiRNAを搭載することで, 口腔癌促進型環状RNAの発現抑制を実現させ, 核酸医薬としての可能性を検討したいと考えている.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では以下の事項を明らかにし, 口腔癌における環状RNAーmiRNAー遺伝子の経路の種類や増殖, 浸潤, 転移などの機能の調整をしているかどうかを明らかにする. 1. 口腔癌細胞株における口腔癌促進型環状RNAの同定とそれらの発現状況 2. 口腔癌細胞株における口腔癌促進型環状RNAのターゲットとなるmiRNA・mRNAの存在 また, 口腔癌促進型環状RNAや, ターゲットとなるmiRNAの発現量を調整することで環状RNAーmiRNAー遺伝子の経路の検証を行い, 口腔癌促進型環状RNAや, ターゲットとなるmiRNAの発現の変動に伴う, 口腔癌細胞の細胞増殖能, 浸潤能, 遊走能の変化を確認する. 現在, 口腔癌に特異的に高発現している候補口腔癌特異的microRNA群を同定した. さらに, 口腔癌促進型環状RNAのターゲットとなるmiRNAとmRNAの吸着をルシフェラーゼアッセイにより確認した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
口腔癌に特異的に高発現している口腔癌促進型環状RNAの同定が完了し、現在口腔癌促進型環状RNAのターゲットとなるmiRNAとmRNAの検索が進行中のため.
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Strategy for Future Research Activity |
口腔癌促進型環状RNAの発現を抑制するsiRNAをリポフェクション法等により口腔癌細胞株に導入する. さらに, Network解析やqRT-PCR等によってその下流遺伝子の発現量を調整することで起きる「環状RNA-miRNA-遺伝子」の発現量の変化を確認する. それにより細胞内シグナルの検証を行うことが可能となる. また, 口腔癌促進型環状RNA発現抑制細胞株における増殖, 浸潤・転移に対する機能を, Matrigel-coated TranswellやWound healing 法などを用いて解析を行う.
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