Project/Area Number |
23K09369
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
後藤 育子 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20757348)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 啓佑 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (20771497)
重岡 学 神戸大学, 医学研究科, 助教 (20778716)
木本 明 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (30597167)
明石 昌也 神戸大学, 医学研究科, 教授 (40597168)
明石 健吾 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (60792637)
筧 康正 神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (70772896)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | シェーグレン症候群 / ESSDAI / 自己免疫疾患モデル / 好中球 / 自己免疫疾患モデ ル |
Outline of Research at the Start |
シェーグレン症候群のGreenspan分類の臨床的重症度の相関を検討し、相関性が低いと判断された場合より臨床的重症度を反映する新病理分類を提案、その新分類に基づいた治療薬を探索すること。
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Outline of Annual Research Achievements |
シェーグレン症候群とは涙腺や唾液腺に炎症を起こす自己免疫疾患である。シェーグレン症候群の患者さんは深刻な口腔感染やドライアイに苛まれるが、現状では対症療法しか治療の選択肢がない。近年、全身の疾患活動性指標や自己免疫疾患モデル動物を用いた研究などにより新たな病態把握や治療法の登場が期待されている。 本研究が予定している研究内容は以下の通り。①全身の疾患活動性指標により評価されたシェーグレン症候群の臨床的重症度と口唇生検標本との相関を調査する。②シェーグレン症候群の発症や増悪における好中球およびリンパ球サブセットの役割についてSKGマウスを用いて解析する。以上の課題を達成するためには口腔外科医と膠原病リウマチ内科医が協力して研究に取り組むことが不可欠であり、本研究では両領域の専門家が協働して目的達成を目指す。 今年度は②のSKGマウスを用いた研究が順調に進行し、データを論文としてまとめ投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
①全身の疾患活動性指標により評価されたシェーグレン症候群の臨床的重症度と口唇生検標本との相関との調査については、現在データ収集がほぼ終わっており解析中である。②のSKGマウスを用いた研究では、顎下腺の評価を行っている過程において副次的に顎関節の評価を行った所、大変興味深い結果を観察することができた。シェーグレン症候群を始めとする全身性自己免疫疾患が何故涙腺や唾液腺等の特定の組織に炎症を引き起こすのか?という本研究が掲げる問いの一つに対する答えになるかも知れないため、論文にまとめて投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
本申請研究の目的を達成するため、患者さんから収集した全身の疾患活動性指標により評価されたシェーグレン症候群の臨床的重症度と口唇生検標本との相関との調査を継続する。動物実験では、現在行っている免疫染色のみでは唾液腺の評価が困難な可能性があるため、マーカーの変更やフローサイトメトリーを用いた新たな実験手法を導入していく予定である。
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