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PDXモデルを用いた局所進行・再発転移口腔癌に対する新たな治療戦略の考案

Research Project

Project/Area Number 23K09378
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

吉川 桃子  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師(非常勤) (50570967)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 莇生田 整治  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80296706)
岡崎 章悟  日本大学, 歯学部, 助教 (20784044)
小澤 宏之  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (30327621)
佐谷 秀行  藤田医科大学, がん医療研究センター, センター長 (80264282)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywords口腔癌 / PDXモデル / CD44v
Outline of Research at the Start

パクリタキセル、カルボプラチン、セツキシマブによるPCEレジメンは奏効率の高さと即効性から、口腔癌に対する導入化学療法としての使用意義が見直されつつある。導入化学療法後に腫瘍が縮小した場合、通常手術と化学放射線治療の振り分けに加えて可能であれば縮小手術による機能温存も望まれるが、その選択基準の根拠となる科学的エビデンスは確立されていない。そこで本研究では、患者腫瘍を忠実に再現したPDXモデルを用いて、CD44v発現状況や悪性度によるPCE療法抵抗性の規定因子を検討し、PCE療法後に通常手術、縮小手術、化学放射線治療の振り分けを行う個別化治療の確立を目指す。

Outline of Annual Research Achievements

パクリタキセル、カルボプラチン、セツキシマブによるPCEレジメンは奏効率の高さと即効性から、口腔癌に対する導入化学療法としての使用意義が見直されつつある。導入化学療法後に腫瘍が縮小した場合、通常手術と化学放射線治療の振り分けに加えて可能であれば縮小手術による機能温存も望まれるが、その選択基準の根拠となる科学的エビデンスは確立されていない。そこで本研究では、患者腫瘍を忠実に再現したPDXモデルを用いて、CD44v発現状況や悪性度によるPCE療法抵抗性の規定因子を検討し、PCE療法後に通常手術、縮小手術、化学放射線治療の振り分けを行う個別化治療の確立を目指す。さらに、全ての治療に抵抗性となった再発転移癌に対しては、これまで我々が見つけてきたCD44v陽性癌幹細胞の特異的阻害剤での新規治療の可能性を検討することを目的とした。
今年度は、まずPDXモデルを用いて、PCEレジメンを行う前の予備実験として、それぞれ単剤での治療実験を開始している。さらに治療抵抗性となった再発転移癌への治療薬として検討しているCD44v陽性癌幹細胞の特異的阻害剤について、PDXモデルでの抗腫瘍効果を確認し、RNA-seq解析による腫瘍抑制機序の探索を行った。その結果、CD44v陽性癌幹細胞の特異的阻害剤により発現変動する遺伝子を複数同定した。これらの遺伝子の一部については、in vitroの解析においても阻害剤により発現変動する結果が得られている。阻害剤の臨床応用に向けて、今後、抗腫瘍効果とこれらの遺伝子の関連性についても検討を進める。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

PDXモデルを用いて、PCEレジメンを行う前の予備実験として、単剤での治療実験を開始している。また、治療抵抗性となった再発転移癌への治療薬として検討しているCD44v陽性癌幹細胞の特異的阻害剤について、PDXモデルでの抗腫瘍効果を確認することができた。治療後の腫瘍において、RNA-seq解析を行い、腫瘍抑制機序の探索を進めることができた。

Strategy for Future Research Activity

口腔癌検体からのPDXモデル、オルガノイドモデルを用いて、in vivo、in vitroの両側面からPCE療法の検討を行う。
具体的には、①CD44vの発現と病理学的悪性度、遺伝子発現の組み合わせによってPCE抵抗性を規定する因子を検討する。②PCEを用いたICT後に行う通常手術、縮小手術、化学放射線治療の分子生物細胞学的選択基準を明らかにし、個別化治療の確立を目指す。③治療抵抗性となった再発転移癌に対して、申請者らがこれまでに同定したCD44v陽性癌幹細胞の特異的阻害剤、もしくは今回の解析から得られた新たな薬剤での新規治療の可能性を検討する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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