Project/Area Number |
23K09379
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
柴山 和子 東京医科大学, 医学部, 客員研究員 (60408317)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 一正 東京医科大学, 医学部, 准教授 (30307376)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | Candida albicans / カンジダ症 / 口腔カンジダ症 / 真菌症 |
Outline of Research at the Start |
カンジダは常在真菌であるが、化学療法や免疫抑制剤の使用、エイズなどの基礎疾患により免疫力が低下した患者では重篤なカンジダ症を引き起こす。カンジダは、ヒトと同じ真核生物であるため、抗真菌薬には副作用が強いものが多く、治療が困難である。ヒトには毒性を示さず真菌のみに選択的に効果を示す薬剤の開発が望まれる。 カンジダの細胞表層タンパクを解明していくことにより、本菌の増殖や生体における病原性発揮に関する詳細なメカニズムの理解を目指すとともに、カンジダ症治療の創薬ターゲット候補の探索を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
Candida albicansの増殖必須栄養素である鉄の獲得にリレーネットワーク様に働く一連のタンパク群は、システインに富む固有のCFEM モチーフを有する。モチーフ自体の役割はいずれのタンパクにおいても解明されていない。各タンパクおよびモチーフの特性を明らかにするため、欠損株および補完株の構築を試みた。 Candidaはゲノムの複雑性と染色体分離の不安定性のため困難を生じており、今年度は従来の選択マーカーを用いる方法での組換え体の構築に至らなかった。 モチーフ部分のみの欠損株構築テクニックの確立は、同モチーフを有する一連のタンパク群の機能解析にも応用可能で有益であることから、新たな選択マーカーやPCR技術の利用を試みている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
モチーフ部分のみの欠損株構築にあたり、二倍体であるCandida albicansはゲノムの複雑さと染色体分離の不安定性のため組換え体構築に困難が生じており、克服手段として数種の選択マーカーカセットを用いたfusion PCRを試みているが構築には至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
ゲノム中の特定の遺伝子を切断できるゲノム編集ツールを取り入れた対処を試み、モチーフ部分のみの欠損株の構築を目指す。 このゲノム編集法により切断箇所に新たな配列を挿入することも可能なため、補完株の構築にも使用する。
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