Project/Area Number |
23K09456
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田中 信和 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (20570295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野原 幹司 大阪大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (20346167)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | 微量誤嚥 / 嚥下障害 / 誤嚥性肺炎 / 重症心身障害児者 / 誤嚥 / 嚥下機能 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,重症心身障害児者における誤嚥性肺炎の新たなリスク評価法の確立である.現在の嚥下機能検査は,その有効性は認められる一方で検出される誤嚥の有無と誤嚥性肺炎の発症には乖離が生じることが多い.そこで,新たに「日常的に生じる誤嚥」を反映する指標とてして微量誤嚥に着目し,嚥下内視鏡検査時に実施可能な色素染色液を用いた微量誤嚥の評価法の開発を目標とする. 本研究では,研究期間を通して1)染色液を用いて微量誤嚥の観察は可能か?2)微量誤嚥の有無と肺炎に関連は認められるか?3)誤嚥性肺炎のリスクを評価する有効な指標となるか?の3点を明らかにする予定である.
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,主に研究協力施設内において研究実施に向けた環境整備を行った.具体的には,協力施設において関係者への説明と協力依頼,ならびに被験者の選定などを行った. また,嚥下内視鏡検査を用いての嚥下機能評価時に,微量誤嚥を検出するために最適な染色液の注入量と口腔内での注入位置,ならびに誤嚥の有無の判定を行うタイミングを決定するための予備実験を現在実施している. 具体的には,施設入所中の重症心身障害児者を対象に「唾液を模した微量の染色液を口底部に低下した際に,滴下した液体が下咽頭に到達し,嚥下(もしくは誤嚥)するまでに要する時間」を検討するために,対象者の安静時10分間の嚥下頻度を測定し,嚥下のインターバル(嚥下から次嚥下が生じるまでの時間)の平均を明らかにする.嚥下頻度の測定には,これまので研究成果を利用し,喉頭マイクロフォンを用いている.また,滴下する染色液の量も0.1~1.0mlの範囲で調整し,評価に最適な滴下量を決定する. 現在は症例数を増やしている段階であり,最終的には嚥下障害の有無で嚥下のインターバルを比較し,誤嚥の有無の判定を行うタイミング(染色液の滴下後,どれぐらいの時間で内視鏡を挿入して誤嚥の有無を評価するか)を最終的に決定する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響により,研究フィールドである施設での活動に制限を受けることがあった.重症心身障害児者の施設であるため,感染予防の観点から当初の予測よりも研究活動の制限期間が長期に及んでいる.
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Strategy for Future Research Activity |
施設での活動制限が解除されれば,本研究の遂行に支障はないと考えている.
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