Project/Area Number |
23K09479
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
島本 博彰 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (30448112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 直史 大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90648932)
畑澤 順 大阪大学, 核物理研究センター, 特任教授 (70198745)
大家 香織 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (00779126)
村上 秀明 大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (00263301)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | FBPA-PET / 口腔がん / リンパ節転移診断 / 頸部郭清術 / QOL / FBPA / PET / LAT1 / 頸部郭清 |
Outline of Research at the Start |
現在、口腔癌の転移画像診断に広く用いられているFDG-PETではリンパ節の転移と炎症の鑑別が困難である。18F-fluoro-borono-phenylalanine(FBPA)は癌細胞に特異発現するL型アミノ酸トランスポーター1(LAT1)の特異的プローブであり、FBPA-PETは癌イメージングの有力ツールと期待されるが、リンパ節転移診断におけるFBPA集積量の最適指標が存在しない。本研究では頸部郭清を伴う口腔癌手術症例において、リンパ節転移診断におけるFBPA集積量の最適指標を探求し、転移リンパ節のLAT1発現程度・部位とFBPA集積量・部位を病理組織学的に対比することで、頸部郭清術計画を最適化するための超高精度リンパ節転移診断の実現を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
1. 頸部リンパ節転移におけるFBPA-PET診断精度の算出 大阪大学歯学部附属病院・口腔がんセンターを受診した口腔癌手術症例で、頸部リンパ節転移疑いで頸部郭清術が計画され、本研究への参加の同意が得られた7例に対してFBPA-PETおよびFDG-PET検査を行った。 肘静脈よりFBPA3.7 MBq/kgを静脈内投与し、投与60分後からPET-CT装置(Discovery 710, GE Healthcare)で全身撮像を約20分(2 min/bed)行った。同時にCTによる吸収補正用画像・形態画像を撮像した。両検査の間隔は4週間以内とした。 PMODソフトウェア(version 3.6)を用いて画像上で主病変・頸部リンパ節病変に関心領域を設定し、半定量指標であるStandardized Uptake Value(SUV)を算出した。今後、症例を十分に蓄積してからFBPAおよびFDG集積量の関連性を明らかにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
FBPA-PET実施日が月に1回のみであること、臨床研究であるため一部の患者のみからしか同意が得られず、現状7例にとどまっている。
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Strategy for Future Research Activity |
1. 頸部リンパ節転移におけるFBPA-PET診断精度の算出 今後、症例を十分に蓄積してからFBPAおよびFDG集積量の関連性を明らかにする予定である。さらに、切除した頸部リンパ節の病理診断(転移の有無)をゴールドスタンダードとし、FBPA-PETおよびFDG-PETにおける診断精度をROC解析により算出・比較し、リンパ節転移診断の最適指標を決定してその基準値を求める予定である。 2. LAT1発現程度・部位とFBPA集積量・部位の対比:病理組織学的検討 LAT1免疫染色を行い、転移リンパ節のLAT1発現程度・部位とFBPA集積量・部位を詳細に対比・検討する。加えて、LAT1発現程度と他のバイオマーカー(CD98、CD34、Ki-67、p53)の発現程度の相関を調べる。 3. 主病変のLAT1発現程度・FBPA集積量と予後の関連性 主病変のLAT1高発現群と低・中等度発現群に分け、生存率をKaplan-Meier法で算出し、有意差検定にはlog-rank法を用いてLAT1の発現程度と予後との関連性を評価する。また、FBPA・FDGの高集積群と低集積群に分け、同様に予後との関連性を評価する。さらに、Cox比例ハザードモデルを用いて年齢、性別、発生部位、組織型、病期、リンパ管・脈管侵襲の 有無、切除断端の状態、LAT1の発現程度、LAT1以外のバイオマーカーの発現程度、FBPA-PET・FDG-PETについて有意水準5%で単変量解析を行い、有意な指標に対してさらに多変量解析を行うことで、予後因子を検討する。
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