Project/Area Number |
23K09488
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
葭葉 清香 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (60555358)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 恵 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (40974978)
矢野 尚 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70568691)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 口腔内細菌叢 / 腸内細菌叢 / メタゲノム解析 / 周術期口腔機能管理 / 炎症性腸疾患 / 大腸癌 |
Outline of Research at the Start |
本研究では炎症性腸疾患および大腸癌患者の病因・病態と口腔内細菌との関連について明らかにし、さらに、周術期における合併症との関連を検証することで、口腔内管理の有用性を検証することが目的である。対象患者における唾液と糞便より抽出されたDNAについて次世代シーケンサーを用いたメタゲノムのショットガンシーケンスを行い、大腸癌における口腔内細菌の病態・進行度への関与を菌種組成や菌叢の持つ機能について着目し解析を行う。研究の結果より、炎症性腸疾患および大腸癌の病因・病態に口腔内細菌の関連が示唆されることで、周術期医療において歯科医師の行う口腔機能管理の有効性を検証する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
F. nucleatumを代表とする口腔内常在菌が大腸癌患者の腫瘍組織や糞便において検出され、消化器疾患における口腔内および腸内細菌叢の構成異常(dysbiosis)が病態や進行に関与する可能性が指摘されている。しかしながら、疾患との関連についてゲノムDNAを網羅的に解析することにより、菌種組成や菌叢の持つ機能について着目し検討した報告は未だ認められない。本研究では、炎症性腸疾患および大腸癌患者における唾液、糞便から検出されたDNAについて次世代シーケンサーを用いたメタゲノムのショットガンシーケンスを行い、大腸癌患者の病態・進行度に対する口腔および腸内細菌の構成異常の関与を明らかにし、有効な周術期口腔機能管理法の確立を行うことを目的としている。 対象患者における唾液と糞便より抽出されたDNAについて次世代シーケンサーを用いたメタゲノムのショットガンシーケンスを行い、大腸癌における口腔内細菌の病態・進行度への関与を菌種組成や菌叢の持つ機能について着目し解析する予定である。本研究の結果より、炎症性腸疾患および大腸癌の病因・病態に口腔内細菌の関連が示唆されることで、周術期医療において歯科医師の行う口腔機能管理の有効性が検証でき、患者のQOL向上に大きく貢献できる可能性がある。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
倫理委員会の申請および唾液、糞便からのDNA採取の条件検討に時間を要したため。 臨床検体の収集に難航しているため。
|
Strategy for Future Research Activity |
唾液、糞便からのDNA採取について、専門研究者による助言を参考にしながら条件検討を続けている。共同研究者に臨床検体の収集について再度情報共有を行い、研究がスムーズに遂行されるように配慮していく。 令和6年度は対象患者(30名を予定)から、唾液および糞便のサンプルを収集しDNAを抽出し各サンプルの抽出DNAの断片化、ライブラリー調整まで進めることを目標としている。
|