Does social prescribing contribute to oral health? - a systematic review and a JAGES longitudinal study.
Project/Area Number |
23K09500
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
河野 英子 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 助教 (80451920)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相田 潤 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80463777)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
|
Keywords | Social relationships / Oral health / Tooth loss / Older adults / Systematic review / Meta-analysis / 口腔の健康格差 / 社会的処方 / システマティックレビュー / 日本老年学的評価研究(JAGES) |
Outline of Research at the Start |
口腔の健康状態には社会階層による格差が存在する.近年,地域社会における人々の信頼関係や繋がりを表す概念である「ソーシャル・キャピタル」が,口腔の健康状態を決定づける要因の一つとして着目されている.同時に,社会的孤立者を社会支援や医療リソースにつなげる「社会的処方」が新たな格差対策として期待されており,知見が蓄積されつつある. 本研究では,社会的処方は口腔の健康に寄与するか,という問いに対して,1)文献調査,2)高齢者大規模コホート研究のデータ解析,をそれぞれ行い検証する.本研究結果を社会的処方の実証研究の立案・実施に繋げ,社会実装と口腔の健康の格差縮小を目指す.
|
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は、目的1(口腔の健康の格差縮小を目的とした社会的処方が口腔の健康に与える効果を,文献のシステマティックレビューによって明らかにする)に着手した。文献データベースを試行的に検索した結果、歯科領域における社会的処方の効果についての知見の蓄積は限定的であることが示唆された。よって、社会的処方の前提となる「地域社会との繋がりの不足」と、「口腔の健康」との関係性を明らかにすることを目的とし、観察研究を対象としたシステマティックレビューとメタアナリシスを実施した。具体的には次の通りである:(1)近年、高齢者の社会的孤立が社会課題の一つとして広く認識されていることから、対象集団は高齢者(60歳以上)とした;(2)高齢者の社会的関係性を構造的側面(ソーシャルネットワーク)、機能的側面(ソーシャルサポート)、およびその両側面から評価した研究を対象とした;(3)口腔の健康指標は残存歯数とした;(4)本レビュー実施前にプロトコルをPROSPEROに登録した(CRD42023417845);(5)レビューの工程および結果を論文としてまとめた。 以上は研究分担者の専門的見地に基づく助言・指導、ならびに研究協力者との連携のもとに実施した。本成果は令和6年度中に査読付き英文誌に投稿予定である。また関連する学会で公表予定である。 令和6年度は、令和5年度の成果をもとに、高齢者における社会的関係性と口腔の健康状態との関連のメカニズムを検討予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画に沿って進捗し、今後の研究展開の見通しが立っている。
|
Strategy for Future Research Activity |
メカニズムの検討にはより多くの文献をレビューする必要性が想定されるため、全体計画からみた進捗状況を逐次確認し、適切な進捗管理を行う。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)