Project/Area Number |
23K09512
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
伊原 良明 昭和大学, 歯学部, 准教授 (00634833)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2027: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 睡眠時無呼吸 / 表面筋電図 / 嚥下運動 / 摂食嚥下機能 / 睡眠時無呼吸症候群 / 筋機能訓練 |
Outline of Research at the Start |
昨今、口腔機能の低下に対してオーラルフレイルという概念が提唱され、その啓蒙活動も行われている。申請者は筋肉の衰えによる口腔機能の障害から閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)のスクリーニング可能なツールの開発について着目した。対象は健常成人とし、20‐30代、40‐60代、60歳以上に群分けする。記録はオトガイ下の舌骨上筋群を対象とし筋電計にて筋活動、舌、軟口蓋の形状および運動の記録、OSASのスクリーニング検査との記録との相関について分析する。その結果より各年齢群におけるOSASのリスクを評価可能なスクリーニング項目を明らかとし、OSASの適切なスクリーニング方法の確立を目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度において本研究では予備実験として本研究に用いる小型電極の整合性についての検討を行った。健常成人31名を対象として、小型電極と既存の電極の2種類を用いて複数の種類の試料を嚥下した際に得られた筋活動について比較を行った。比較項目としては本研究でも使用する指標である波形の最大振幅、嚥下時間、嚥下開始から最大振幅にいたるまでの時間とした。比較の結果、最大振幅では小型電極の方が既存電極よりも大きな値を示したが、嚥下時間、嚥下開始から最大振幅までの時間では両者に有意差は認めず、同様の特性の筋活動の記録が可能であることが示された。この結果についてはCureus誌に投稿し、アクセプトされた(Comparison of Two Types of Electrodes for Measuring Submental Muscle Activity During Swallowing. Yoshiaki Ihara, et al., Cureus 16(5): e59726. DOI 10.7759/cureus.59726)。 また、予備実験を行う中で、本研究を遂行する上で、筋電図の記録の際のノイズの除去の必要性が明らかとなり、研究協力者とミーティングを行い、記録方法の改善をはかった。その結果、解析の際に影響を与えるノイズは非常に小さくなり、解析が容易となったものと考えられる。 本研究における当初の予定であった健常成人での記録も進めており、現在目標人数である200名のうち、約半数の105名の記録を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定では2023年度および、2024年度にて200名の記録を予定しており、おおむね順調に進んでいると考えられる。 また、予備実験の結果についても英文誌にアクセプトされ、その点では当初の予定よりも本研究について広くアピール出来る可能性があるものと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度には健常成人における記録を進めるとともに、随時解析も進めていくこととする。また、本研究の内容については得られた結果から多くの事項について論文作成が可能であると考えられ、解析結果をもとに本研究の内容について広くアピールするため英文誌もしくは国内誌への論文投稿を行うことを予定している。
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