Project/Area Number |
23K09513
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
渡邊 賢礼 昭和大学, 歯学部, 准教授 (20611180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 誠 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00303131)
弘中 祥司 昭和大学, 歯学部, 教授 (20333619)
真柄 仁 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (90452060)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 咀嚼機能 / 嚥下機能 / 筋電図 / 超音波エコー / 筋質 / 筋機能 / 咀嚼 / 顎運動 / 舌運動 / 食支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究では健常若年者・高齢者を対象として筋電図記録と舌運動の記録に加えて咬筋の筋厚と筋輝度の計測を行う.さらには食品物性や水分値の計測を行い,最終的には咀嚼によ って良好な嚥下運動を導くための食品条件を見出すため,1)種々の食品摂取時の筋電図,舌運動軌跡,嚥下内視鏡検査の同時記録を行い食品条件の違いによる筋活動ならびに舌運動の定量的評価を行う 2)舌と咬筋の筋量,筋質の計測には超音波エコーにて安静時の両筋の厚み及び筋輝度の測定から咀嚼や嚥下に関わる筋の質的評価を行う 3)固形食品摂取時(咀嚼時)に必要とされる食品物 性ごとの生体機能の要素を抽出する.
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Outline of Annual Research Achievements |
超高齢社会の到来に伴い,摂食嚥下機能が低下して特別食を必要とする要介護高齢患者が増加している.摂食嚥下障害患者にとって安全な食品とは現時点ではミキサー食やペースト食などの均一で固形でない食品であるといわれるが咀嚼が十分に可能であるか否かは全く考慮されていない. 本研究では運動記録から摂食行動の詳細を評価するという目的のために,ヒトを対象として顎舌運動を筋電図学的に計測するとともに,舌や咀嚼筋の筋質評価を超音波エコーを用いて記録・評価を行い,咀嚼嚥下運動に伴う筋活動様式に関わる運動様相ならびに食塊形成と移送,嚥下にいたるまでの機能評価を行う.最終的には,筋機能と筋質の両面から食品物性や食塊移送の関係を定量的に明らかとすることとした. 咀嚼は食物粉砕を主とする第1ステージ,食塊形成に関わる第2ステージ,食物移送にかかる第3ステージ,嚥下ステージがあり,それぞれのステージは重なり合いながら移行するが,食品の初期物性によって関連する活動様式には違いがあることを見出すための実験を行うこととし,初年度は記録システムの構築ならびに検査食品の決定,記録パラメータの決定を行うまでに至った. その結果得られた(1)ベースとなる筋質評価法,(2)各咀嚼相(開口相,閉口相,咀嚼相) 時間,(3)舌圧,(4)下顎前後運動のパターン,(5)左右咬筋ならびに舌骨上筋群の1咀嚼サイクル当たりの筋活動量というパラメータ値の変化からステージ決定のアルゴリズムが作成できるか否かの解析を行うまでにいたった.十分な量のデータ獲得にいたっていないが条件設定やパラメータの設定は完了しているため次年度前半までに若年者データ20名を獲得する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
筋質評価のための超音波エコーは当講座に現有しているものを使用しているが,当初データ採取に使用予定であった機器の不具合により,機種変更を余儀なくされ,条件設定の見直しに時間を費やしたことにより実験開始が当初の予定よりも遅れた.また上記の理由により倫理委員会への実験計画変更申請を行ったためデータ採取不可能である時期が数ヶ月あった.
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は,実験方法の確立を受けて引き続き被験者データの採取を行う.得られたデータにより,被験食の違い(硬度,付着性,凝集性)がもたらす摂食嚥下動態の違いがどのパラメータに認められるかを確認後に,アルゴリズムによって導き出した各ステージの終了時間ごとに食塊を吐き出してもらいその物性値を計測して,食塊物性の変化についての追跡を行う.また,本アルゴリズムが全く物性の異なる被験食,さらに片側咀嚼にも適用できるかどうかについて検討する.また若年者のデータ採取終了後には高齢者データの採取を行う予定である.
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