Project/Area Number |
23K09567
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Aichi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
寺田 星乃 愛知県がんセンター(研究所), がん予防研究分野, 研究員 (60886498)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2027: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 頭頸部癌 / 下咽頭がん / 咽頭喉頭摘出術 / 化学放射線療法 / QOL / 下咽頭癌 / CRT / TPL |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的はステージⅢ/Ⅳの進行期下咽頭がんにおいて咽喉食摘術(TPL)を行った群と化学放射線療法(CRT)を行った群で治療前後のQOLと社会復帰に関してアンケート調査を行い、比較することである。本研究は、愛知県がんセンター頭頸部外科にて、下咽頭がんステージIII/IVの今後TPLまたはCRTを計画されている患者に対して行われる。治療前、治療後半年、1年、2年の4回のアンケート調査を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は愛知県がんセンターで進行期下咽頭がん(ステージIII/IV)の患者を対象に、咽喉頭摘出術(Total Pharyngo-Laryngectomy、TPL)と化学放射線療法(Chemoradiotherapy、CRT)の2つの治療群において、治療前後の生活の質(Quality of Life、QOL)と社会復帰の状況を評価することである。進行期下咽頭がんの標準治療はTPLまたはCRTであるが、いずれにしても、発声・嚥下機能をはじめとして身体的・精神的に及ぼす影響は大きい。特にTPLはCRTと比較し根治性は高いが、喉頭を摘出し失声となるため、日常生活への影響が大きい。TPLに伴う失声は、仕事復帰をするうえで大きな障害となることは容易に想像される。そのため、喉頭を残す臓器温存を目的にCRTが選択されることも少なくない。本邦ではTPLとCRTで治療後のQOLを直接比較した報告はなく、仕事復帰に関する比較は他国でも報告がない。そのため、本研究を計画した。 今回得られた結果を患者の治療選択の際に提供することで、治療選択の参考にし、意思決定の支援を行うことができると考える。また、社会復帰を阻害している要因を特定し、臨床への改善策を提案することで、がんサバイバーのQOLの向上が期待される。 本研究は前向きに設計され、現時点で18名の患者から同意を得て初回の調査が完了した。引き続き症例の収集を進め、さらなるデータの蓄積を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1年間での症例の登録数目標は25例であった。現時点で18例の登録であり、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
少し遅れがあるが、症例の登録は順調に行えている。 対象症例がいたら、見逃さないよう、引き続き積極的な登録を心がける。
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