Project/Area Number |
23K09569
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
金子 聡一郎 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (60749266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有田 龍太郎 東北大学, 医学系研究科, 助教 (10571119)
菅野 武 自治医科大学, 医学部, 教授 (30757886)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 鍼灸治療 / 新型コロナ感染症 / COVID-19後遺症 / 罹患後症状 / 施術所 / COVID-19感染症後遺症 |
Outline of Research at the Start |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症は、明確な治療手段も確立されておらず、社会に大きな影響を与えることが考えられる。 鍼灸治療は患者と接する時間が長く信頼関係を構築しやすく、様々な症状を有するCOVID-19後遺症に対応できる手段の一つと考えられる。 しかし、現状としてCOVID-19後遺症に対する鍼灸治療の報告は少なく、特に市中に存在する鍼灸施術所からはほとんど無いのが現状である。 本研究では、鍼灸施術所におけるCOVID-19後遺症患者の症状や状況を明らかにし、多くのはり師・きゅう師と共有することにより、今後、難航すると予想されるCOVID-19後遺症の改善に貢献することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究の目的:COVID-19後遺症の症状のうち、一部の身体症状や精神症状は対症療法ではあるが対処法が存在し、一般的は医療介入によって症状の改善が期待できる。しかし、倦怠感、ブレインフォグ(思考、集中力の低下など)などは対処法に明確なエビデンスが蓄積されておらず、その対応として現代医学とは異なるアプローチ方法を持つ鍼灸などの伝統医学が注目されている。しかし、鍼灸治療が行われている市中の鍼灸施術所から症例が報告されることは少なく、これまで報告されているのはほとんどが医療機関や教育機関に属する鍼灸師からであることが現状である。本研究の目的は、より鍼灸治療のリアルワールドに近い鍼灸施術所におけるCOVID-19後遺症に対する鍼灸治療の状況を調査することを目的とする。
研究実施計画:令和5年度の計画は、現状における文献的情報収集および研究全体の策定、文献的情報収集を行い、その結果をもとに後ろ向きおよび前向き研究に関する内容を倫理委員会に申請を行う。同時に連携する施術所の募集を開始する。鍼灸施術所でも情報収集が可能な内容の症例報告書の作成を連携する鍼灸施術所と共同で開発する。
研究成果:本研究に関する倫理審査を新潟医療福祉大学倫理委員会に申請、承認を得た。同時に症例集積および症例報告書の作成に関する研究協力機関を募集し10施設の参加の同意を得ている。症例報告書の作成準備として、COVID-19後遺症の症状および評価に関する文献調査を実施、2024年5月の全日本鍼灸学会(仙台)で報告、その後、文献調査の結果を論文かする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度は、研究全体の策定、研究内容を新潟医療福祉大学倫理委員会に提出、倫理委員会の承認を得た後、研究協力機関の募集、症例報告書の作成まで行う予定であった。 研究協力機関を募集し10施設の協力および文献調査の結果をもとに、症例報告書の作成を行っており、おおむね順調に伸展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、文献調査の結果について論文化し、研究協力機関の協力のもと、鍼灸院で使用可能な症例報告書の完成を目指す。その後は、研究協力機関をさらに募り、症例集積を開始する。
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