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行動変容を必要としないライフスタイルに即したスナノミ症の予防・治療方法の検討

Research Project

Project/Area Number 23K09718
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

鈴木 佳奈  長崎大学, 熱帯医学研究所, 戦略職員 (10938567)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 神谷 保彦  長崎大学, 熱帯医学・グローバルヘルス研究科, 教授 (40437843)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywordsスナノミ症 / 予防方法 / 治療方法 / 持続可能 / 養鶏 / ワセリン / 効果検証 / ケニア
Outline of Research at the Start

スナノミ症は、雌のスナノミによって引き起こされる人獣共通の寄生性皮膚疾患で、WHOの「顧みられない熱帯病」の一つに認定されている。しかし、流行している熱帯地域の国やそれを支援するドナー国の関心は低く、持続可能な予防法・治療法は確立していないのが現状である。
本研究では、行動変容を必要としない既存のライフスタイルに即したスナノミ症の予防・治療方法を検討することである。現地で一般的な家庭内での養鶏(予防方法)やワセリンの塗布(治療方法)の効果を明らかにする。現地での持続可能な治療管理サイクルの設計に貢献することを期待している。

Outline of Annual Research Achievements

研究代表者は、国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業「ケニア国ホマベイ地区における持続可能なスナノミ感染症対策プロジェクト(2021年2月から2026年2月)」に従事しているため、2023年度は5~8月、9~11月までケニアに渡航していた。その間本研究のサイト選びをまず行った。JICA事業で対象としている地域はスナノミ症罹患者が減少し研究サイトとしては不向きとなったため別地域へ研究サイトを移す必要性があった。2023年5・11月にケニア北東部のVihigaカウンティへ訪問し、保健省の方々にスナノミ症の現状を伺い、家庭訪問をし、研究サイトとしての可能性を探った。結果、スナノミ症に悩まされている住民やその対応に困っている保健省を目の当たりにし、先方の協力体制ができていることが確認でき、Vihigaカウンティを研究サイトにすることとした。研究代表者および分担者はこれまでケニアの中央医学研究所やナイロビ大学との共同研究経験があるが、研究サイトや研究内容を加味した上で改めて選定をした。本研究は研究サイト付近にメインキャンパスがあるMasinde Muliro Universityの先生方と初めて共同研究をすることとした。当初の研究計画では、現地で一般的な家庭内での養鶏(予防方法)とワセリンの塗布(治療方法)の効果を明らかにすること2つの研究を考えていたが、現時点ではまず前者の予防方法の研究計画書をケニアの倫理審査会に提出したところである。今後並行して後者も進めていきたいと考える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

共同研究者/研究所先の選定、および決定後は研究計画書作成に時間を予定より要した。本研究はMasinde Muliro Universityの栄養学および生物科学の先生と協同することとなった。両者ともにスナノミ症に関する研究の経験者で、彼らと協同することで、これまで研究代表者が抱いてきたスナノミのゲノムの違いが予防法・治療法に影響しているのではないかという疑問を、本研究で同時に調査することが可能になる。共同研究者が熱心にリサーチクエスチョンを出してくださり、どのように研究計画書としてまとめていくかメール・電話・オンライン会議等を通して協議を続けてきた。そのため当初の予定よりやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

先日共同研究者の所属先であるMasinde Muliro University(ケニア側)の倫理審査へスナノミ症の予防法に関する研究計画書を提出した。2024年6月に長崎大学熱帯医学グローバルヘルス研究科倫理審査委員会で迅速の倫理審査(ケニア側の倫理審査で承認を受けているため)を受け、ケニア政府(NACOSTI: National Commission for Science, Technology and Innovation)からの研究許可を2024年7月までに取得予定。その後、研究サイトの保健省から許可をもらい、研究アシスタントの研修、事前研究へと進めていく。事前研究では、本研究に移る前に、研究エリアのスナノミ症の罹患状況を知るための横断研究を行う。詳細な研究サイトを設定していくため最も流行している地域を確認し、罹患している家庭としていない家庭での養鶏の有無を明らかにすることを目的とする。
課題は、研究代表者が妊娠したため、今後現場へはしばらく渡航できないことが挙げられる。オンラインでのやりとりのみで共同研究者らがどれだけ進めていけるか、密なコミュニケーションに努め進めて参りたい。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Int'l Joint Research (1 results)

  • [Int'l Joint Research] Masinde Muliro University(ケニア)

    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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