Project/Area Number |
23K09738
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
北岡 かおり 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (60709020)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 裕一朗 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (10586241)
三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 睡眠時血圧 / 大脳白質病変 / 全脳容積 / 認知症 / 認知機能 / 脳血管疾患 / 追跡 |
Outline of Research at the Start |
超高齢化社会の日本において、脳血管疾患、認知症の予防は切実な社会問題である。本研究は滋賀県の一般住民を対象とした滋賀動脈硬化疫学研究(SESSA)において、2011-15年に実施した認知機能、頭部MRI、自由行動下血圧(ambulatory blood pressure monitoring; ABPM)測定検査を、前回調査から10年を経過した同集団に繰り返し測定し、診察室外血圧、中でも睡眠時血圧の変化が、認知機能および頭部MRI所見の変化と関連するかを検証する。さらにそれらの関連性は、診察室血圧や他の動脈硬化危険因子の変化と独立するかを検証し、脳疾患予防に寄与しうるエビデンスを発信する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2011-2015年に評価された認知機能、頭部MRI所見やABPMを、2023年-2026年に繰り返測定することで、診察室外血圧、中でも睡眠時血圧の変化が、認知機能および頭部MRI所見の変化と関連するかを検証する。さらに、それらの関連性は、診察室血圧や他の動脈硬化危険因子(糖尿病など)の変化とは独立するかを検証する。 過去の調査参加者のうち長期予後追跡調査に同意した者が787名であり、住民票請求により生存622名を調査の対象とし、追跡調査を開始した。研究協力者には2日連続で来所いただき、調査を実施している。 本研究の測定項目である頭部MRI検査はSIGNA Architect 3.0 Tesla (GE Healthcare) により、3DT1調画像・T2強調画像・FLAIR・磁化率強調画像・拡散テンソル画像(多軸、複数b値)・3D-MRA等の撮像方法を用いて実施している。また対面式質問票による認知機能評価 (Montreal Cognitive Assessment)、血圧測定(来所時と自由行動下血圧(ambulatory blood pressure monitoring; ABPM))、問診票による行動記録、既往歴、運動・睡眠、喫煙、飲酒歴、食生活、家族歴等の調査、尿検査(ナトリウム値、カリウム値含)、身体計測、空腹時血液化学検査を行っている。令和5年度は73名の調査が完了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象者の高齢化に伴い、これまでの調査より1人の調査における測定時間が長くなっているため、令和5年度は1回の調査日における人数を減らして対応した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き郵送と電話による調査協力依頼を行い、マニュアルに沿って調査を実施する。対象者の年齢に応じて1回の調査人数の調整、年間調査設定日数の増加により、追跡調査完了率の向上を計る。 また収集データのクリーニングを行い、データベースの構築を行う。
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