助産師のストレス尺度開発および助産業務におけるCOVID-19の影響に関する探索研究
Project/Area Number |
23K09799
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
原田 通予 東京医科大学, 医学部, 講師 (40459673)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | ストレス反応尺度開発 / 助産師 / ストレス / 助産管理 / COVID-19 / 助産業務 / ストレス反応 / 尺度開発 |
Outline of Research at the Start |
助産師は母児の2つの生命を取り扱い、助産診断・ケアが求められる職業である。そのため高い専門的知識や技術が求められ、助産師特有のストレス・ストレス反応が生じることが考えられる。ストレス反応は特殊性に合わせてストレス反応が異なるため、特徴に合わせた尺度(消防士、小・中・大学生等)が開発されているが、助産師のストレス反応尺度は見あたらない。そこで本研究の目的は助産師特有のストレス反応尺度の開発を行い信頼性・妥当性の検証を行うこと、さらに新型コロナの影響の現状とストレスの関連を調査し、今後起こり得る感染症や緊急事態の対応の示唆を得て、助産師のストレスを軽減するための方策を明らかにすることである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、1.助産師自身がストレスやストレス反応を自己評価できる尺度(MSRS:Midwives Stress Reaction Scale)を開発し、ストレス低減のための一助とすることができる。2.コロナの影響の現状とストレスの関連を調査し、今後起こり得る感染症や緊急事態の対応の示唆を得ることである。 2023年度は本調査を行うために文献検討を行い、国内外における助産師のストレス、ストレス反応の定義、下位概念等を明確にした。また、令和4年に第1研究として助産師のストレスとストレス反応を調査を行ったため、令和5年は、質的記述的に分析を行った。第1研究で明らかになった助産師のストレスとストレス反応から、下位概念を抽出し、先行研究と検討を行い、81項目の尺度原案を作成した。その後、内容妥当性、表面妥当性の検証のために専門家会議を行い、作成した尺度原案は81項目から38項目になった。第2研究は、尺度原案の信頼性と妥当性の検証を行うことを目的として、全国の助産師を対象に調査実施した。研究承諾が得られた47病院に調査を実施した。現在は第1回目調査結果を分析し、再テストの調査表の回収を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
令和5年までに文献検討、第1研究を実施し、令和5年度は尺度項目について分析を行い、尺度原案を作成することができた。さらに予備調査、専門家会議を実施し、尺度原案を修正し、信頼性・妥当性の検証のための調査を実施することができた。 現在、1回目の調査は全数回収し、再テストの調査表の回収を行っている。 当初の計画では令和7年度までに第2研究を開始する予定であったが、事前準備を行った結果、初年度である令和5年度に調査を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年は、現在、回収している調査票を分析し、信頼性・妥当性の確保を行う予定である。また、再テスト法を行うことにより、時間的安定性の確保をする予定である。 本調査の結果は、学会、学術論文として国内外で発表する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)