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褥瘡形成と修復における皮膚ランゲルハンス細胞の役割と細胞外核酸の治療応用

Research Project

Project/Area Number 23K09821
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

澤 智華  昭和大学, 医学部, 講師 (80422541)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 康 徳東  昭和大学, 医学部, 講師 (00571952)
本田 一穂  昭和大学, 医学部, 教授 (10256505)
井上 由理子  昭和大学, 医学部, 講師 (50509958)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywords細胞外核酸 / THBS1 / マクロファージ / 褥瘡 / ランゲルハンス細胞
Outline of Research at the Start

本研究は褥瘡などの組織損傷時に好中球などの炎症細胞や壊死細胞から放出される細胞外核酸と表皮ランゲルハンス細胞の関係に焦点を当てる。
私はこれまでに細胞外核酸が
・上皮系がん細胞の細胞周期を遅延させ、細胞増殖を抑制する
・マクロファージ様細胞株を活性化しTHBS1等を発現誘導する
という知見を得て、細胞外核酸が生理活性物質の役割を担うことを示した。
本研究はこれら知見を皮膚組織において発展させ、炎症時(高濃度核酸暴露)における表皮ランゲルハンス細胞が表皮に与える影響を解析することを目的とする。さらに真皮に遊走したランゲルハンス細胞が線維芽細胞や血管周皮細胞に作用する機序を明らかにする。

Outline of Annual Research Achievements

研究代表者らは細胞代謝や自然防御時において「細胞外核酸dNTPs」が好中球や炎症細胞・壊死細胞から放出され、マクロファージを刺激しサイトカインなどを発現誘導することを明らかにしている。この結果から本研究は細胞外核酸が生理活性物質の役割を担うことに焦点を当てている.細胞外核酸が重要な役割を担う部位は高濃度の核酸が放出される褥創など皮膚組織や、腫瘍の壊死部位などの局所が考えられる.特に褥瘡部位では真皮に遊走したランゲルハンス細胞が線維芽細胞や血管周皮細胞に作用して良好な肉芽形成を誘導する機序に関与することが予想される.
本課題を遂行するにあたり、4塩基(dATP, dTTP, dCTP, dGTP)それぞれをマクロファージ様細胞株であるPMA誘導U937に添加し、RNA抽出後DNAマイクロアレイ解析による遺伝子発現を網羅的に解析した.変動遺伝子はDye Swap法にて抽出した。特にdATP特異的に遺伝子発現変動する遺伝子群が多く検出され、Upが234,Downが28遺伝数であった.本研究結果を元に次年度は皮膚ランゲルハンス細胞にて同様に解析を行う予定である。
遺伝子抽出解析はDNAチップ研究所に依頼し、本解析結果は2024年3月第129回日本解剖学会学術総会にて成果発表した.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

教育業務が予想より多く、やや遅れている。しかし2024年4月より新たに研究室に加わった教員が有益なアイデアを提案してくれるので、来年以降研究が発展する見込みである。

Strategy for Future Research Activity

マクロファージと癌細胞及び褥瘡部位の炎症細胞との共培養系を実験計画に入れていたが、共培養することでU937細胞をPMA誘導せずにマクロファージに分化できる実験系を知ったので、よりvivoに近い系で解析を試みる予定である。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] DNAマイクロアレイ解析を用いた細胞外核酸のマクロファージにおける網羅的解析2024

    • Author(s)
      澤智華, 井上由理子、康徳東、本田一穂
    • Organizer
      第129回日本解剖学会総会・全国学術集会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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