Project/Area Number |
23K09874
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Junshin Gakuen University |
Principal Investigator |
中村 健太郎 純真学園大学, 看護学科, 助教 (70955400)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 尚恵 純真学園大学, 看護学科, 教授 (70588706)
分島 るり子 純真学園大学, 看護学科, 教授 (10380784)
高守 史子 佐賀大学, 医学部, 特任助教 (20833528)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 臨地実習 / 新人看護教員 / 教授活動 / 看護教員 / 臨地実習教授活動 / 役割移行 / アンラーニング / 教育プログラム |
Outline of Research at the Start |
新人看護教員の臨地実習教授活動は、これまでの臨地実習指導者としてのやり方では上手くいかず、悩みやストレスを抱えやすい。こうした状況は、周囲のサポートにより改善されると報告されている。しかし、本質的な課題は、看護教員自身が、教授活動ができるように変わろうと問い直すことである。教授活動を改めて学び直すためには、行き詰まった経験を学びの好機と捉え、有用性を失った知識や技術、価値観などを棄却して新しいものを獲得する「アンラーニング」による学びが必要である。本研究は、臨地実習指導者の教授活動から看護教員の教授活動へのアンラーニングのプロセスを解明し、アンラーニングを促す実践的な教育プログラムを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
新人看護教員は、臨地実習指導者から看護教員へと異動する際、役割変更に伴い臨地実習指導への焦点のあて方が変わり教授活動の転換が求められる。本研究は、看護教員へと異動した新人看護教員の教授活動の何がどのように変化するのか、そこに何がかかわっているのかアンラーニングの視点で明らかにすることを目的とする。さらに、新人看護教員のアンラーニングを促す実践的な教育プログラムを開発することにより、新人看護教員の役割移行が円滑となる示唆を得ることが期待されている。 当該年度は、臨地実習指導者の教授活動から看護教員の教授活動へと転換するプロセスを明らかにするために、教員経験1~3年目の看護教員を対象に面接調査による質的研究を実施した。 インタビューは前年度から先行して実施していたが、新型コロナウィルス感染症による臨地実習の制限や看護教員養成講習会の未開催の影響を受け、対象者の選定は困難な状況であった。研究の趣旨を説明してたうえで、5名の新人看護教員から調査協力が得られた。面接はインタビューガイドを用いて行った。データは修正版グランデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した。 分析の結果、新人看護教員がおこなう教授活動には、これまでの臨地実習指導者としておこなっていた教授活動から変化を生じていた。臨地実習指導者と異なる立場で教授活動を任される新人看護教員は、これまでの指導にこだわらず新しい指導方法を取り入れながら指導の改善を図っていることが明らかとなった。 研究結果の一部は学会で発表した。現在は、研究成果を論文にまとめ、学会誌への投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、新人看護教員へのインタビュー調査を実施し、論文投稿と学会発表を予定通りに進めることができた。当初の予定通りに進捗しているため、現在までの進捗状況をおおむね順調に進展しているとした。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、新人看護教員が臨地実習指導者として行ってきた教授活動から看護教員の教授活動へとアンラーニングする仮設モデルを作成し量的に検証する予定である。
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