• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

マイクロクライメットを考慮した褥瘡予防用体圧分散マットレス選択基準の開発

Research Project

Project/Area Number 23K09876
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

四谷 淳子  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (10507370)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 マキ子  山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (80227173)
青木 未来  福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (20846638)
熊谷 あゆ美  福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (30843916)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Keywords褥瘡 / マイクロクライメット / 皮膚浸軟 / 体圧分散マットレス / 温湿度
Outline of Research at the Start

体圧分散マットレスの機能として圧分散以外に寝床内環境(以下マイクロクライメット;MC)の管理が注目されている. MCの測定に関しては基準がなく,測定部位についても曖昧であるため,褥瘡発生に至る温度・湿度についてはエビデンスがない.そこで,褥瘡予防に用いる各種体圧分散マットレス使用時の皮膚の温度・湿度および皮膚生理機能・構造変化を評価し,MCを管理する指標を明らかにする.さらに,MCを考慮した新たな体圧分散マットの選択基準を明らかにする.皮膚局所に影響する温度・湿度の許容範囲と皮膚生理機能・構造への影響を明らかにすることで,褥瘡発生予防や治癒促進といった褥瘡ケアの質向上への貢献が期待できる.

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は,マイクロクライメットを考慮した新たな褥瘡予防体圧分散マットの選択基準の開発を目指し,体圧分散マットでの皮膚の温度・湿度および皮膚生理機能(角質水分量・経費水分蒸散量:TEAL)・皮膚の構造を評価することで,マイクロクライメットを管理する指標を明らかにすることである.
本年度は,ウレタンフォームマットレス2種とエアマットレス(静止型モード)で,成人女性15名(23.3±2.8歳)を対象として,マイクロクライメットの評価として皮膚の温湿度,皮膚の浸軟状態を角質水分量とTEWLにて評価を行なった.
結果、温湿度変化率では,エアマットレスがウレタンフォームより有意に低かった.またマイクロクライメットと皮膚浸軟状態の関係では,エアマットレスでは湿度と角質水分量,角質水分量とTEWALに中等度の正の相関がみられた.ウレタンフォームでは,温度と角質水分量との間で負の相関がみられた.皮膚画像では,皮溝の幅が臥床直後には細くなり間隔が広くなっていた.しかし,臥床解除後にはウレタンフォームよりエアマットレスが臥床前の状態に戻る割合が多かった.
エアマットレスは,セル(空気の袋)に熱が移動したことで温度上昇を抑えていただと考えられ,マットレスの種類によってマイクロクライメットへの影響が異なることが示された.皮溝の状態からみて,マットレスに長時間密着することで皮膚浸軟リスクとなる可能性も示され,マットレスとともにカバーによる影響も検討してくことが必要である.
次年度からは多様にあるウレタンフォームおよびカバーによる影響も検証していく予定である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今年度から次年度にかけて皮膚の温度・湿度および皮膚生理機能・皮膚構造を測定し,マクロクライメットを管理するための指標を検討する計画であり,皮膚の温度・湿度および皮膚生理機能・皮膚構造を測定まで順調に遂行できている.

Strategy for Future Research Activity

本年度は女性を対象としていたが、次年度は男性を対象として皮膚の温度・湿度および皮膚生理機能・皮膚構造を測定する.その結果をふまえて,マイクロクライメットを管理するための指標を検討する.

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2023

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] Influence of epidermal microclimate and support surface on skin maceration factors2023

    • Author(s)
      Natsuki Hata,Miku Aoki,Junko Yotsuya
    • Organizer
      第32回 日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] 褥瘡予防用具の安全使用のために ーユーザーの立場からー2023

    • Author(s)
      四谷淳子
    • Organizer
      第25回日本褥瘡学会学術集会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] マイクロクライメット対応高機能エアマットレスにおける温度・湿度の評価2023

    • Author(s)
      加納恭子, 四谷淳子, 畑菜都希, 青木未来
    • Organizer
      第25回日本褥瘡学会学術集会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi