| Project/Area Number |
23K09899
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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| Research Institution | Reiwa Heath Sciences University |
Principal Investigator |
田中 裕二 令和健康科学大学, 看護学部, 教授 (40179792)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑本 暢子 (大久保暢子) 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20327977)
錢 淑君 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (50438321)
池田 敏子 令和健康科学大学, 看護学部, 准教授 (60352324)
岩倉 真由美 令和健康科学大学, 看護学部, 講師 (70743748)
仲井 あや 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (30612197)
湯本 晶代 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (10825037)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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| Keywords | ニューロサイエンス看護学 / 神経生理学 / 高次脳機能 / 意識レベル / 意識障害 / 国際比較 / 感覚刺激 / 看護技術 |
| Outline of Research at the Start |
脳卒中や頭部外傷による意識障害患者に対して,意識レベルを改善する目的で種々の看護ケアが実施されているが,神経生理学的なメカニズムに関しては未解明な部分が多い。本研究では,神経生理学的な基礎研究を担当する研究者と意識障害患者に対して看護ケアを実践する研究者が連携し,年齢の異なった意識障害患者に対する意識レベルの改善を促すための科学的な看護ケア技術を解明することを目指している。また,欧米諸国(アメリカ,フランス)およびアジア諸国(台湾,韓国)における意識障害患者に対する看護ケア技術を調査し,看護ケアの文化的な背景との関連性を明らかにし,日本の看護ケアとの類似点や相違点について比較検討する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は神経生理学的な基礎研究を行う研究者と意識障害患者に対する看護ケアについての臨床研究を行う研究者が連携し,ライフステージの異なった脳出血または脳梗塞が原因による意識障害患者に対する意識レベルの改善を促すための根拠に基づいた科学的な看護ケア技術を検討することである。研究内容は,【研究1】健常者を対象にした実験研究,【研究2】意識障害患者を対象にした臨床研究,【研究3】欧米諸国およびアジア諸国との国際比較研究で構成される。 実験研究では,臨床から得られたエビデンスに基づいて,健常者を対象に意識レベルを改善するための具体的な方法として,姿勢(背面開放座位)や感覚刺激(触覚,聴覚,嗅覚,味覚など)をどのように作用させるかについて生理学的な根拠に基づいて検討した。 臨床研究では,ライフステージによって疾患の種類が異なることから,これまでの臨床経験から検討した。小児期・学童期において,脳炎や重症仮死状態ではどのようなケアをしてよいのか,また,してはいけないのかの判断が重要であることが指摘された。成人期・老年期では,意識障害からの回復には出血量と梗塞した領域の大きさが影響し,残存脳を廃用させないことが重要であることが指摘された。アメリカでは,主に理学療法士(PT)や作業療法士(OT)が関わっているとのことである。また,病院の規模によってスタッフの配置が決められるため,一概に意識障害患者に対する看護ケア技術について難しいとのことである。 国際比較研究では,中華民国(台湾)の台湾大学医学部附属病院を訪問し,神経内科および脳神経外科の師長から説明を受けた。台湾大学医学部附属病院は高度先端病院であるため,データに基づいた看護ケアが行われていた。また,看護師が積極的にE-Health Educationの教材開発に携わっていることが報告されたが,具体的なケアまでは確認することができなかった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属先が新設大学なため,講義および講義準備などの教育,全学および部局の委員会活動などの大学運営,高校訪問やオープンキャンパスなどの高大連携活動に時間を取られ,十分に研究する時間を確保することが難しかった。
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| Strategy for Future Research Activity |
1.健常者を対象にした実験研究の実施:これまでの報告から,背面開放座位は意識レベルの改善に有効であることが示されているが,背面開放座位単独では意識レベルが低下することが報告されている。今年度は,臨床から得られたエビデンスに基づいて,健常者を対象に意識レベルを改善するための具体的な方法として,姿勢(背面開放座位)や感覚刺激(触覚,聴覚,嗅覚,味覚など)をどのように作用させるかについて生理学的な根拠に基づいて検討した。次年度は,背面開放座位単独効果および感覚刺激の併用効果について,覚醒レベルと刺激の種類および刺激強度との関係を生理学的指標(脳波,覚醒レベル,自律神経活動,バイタルサインなど)および心理学的指標から検討する。また,海外ではブレイン・コンピュータ・インターフェース(Brain-Computer Interface;BCI)を用いて,患者とのコミュニケーション能力を回復することを目的とした治療および研究が実施されている。本年度,日本におけるBCIの現状について文献検索を行ったが,リハビリテーション領域では実施されていたが,看護領域ではBCIについての報告はみられなかった。次年度も継続して,国内外のBCIの現状について文献検討を実施し,意識障害患者とのコミュニケーション・ツールとしてのBCIの可能性について明らかにする。 2.意識障害患者を対象にした臨床研究:前年度に引き続き,ライフステージ別(小児期・学童期,成人期,老年期)および地域・在宅領域で生活する意識障害患者のデータを臨床現場や文献などから収集し,その特徴を明らかにする。 3.欧米諸国およびアジア諸国との国際比較研究:今年度は中華民国(台湾)を訪問したが,次年度は欧米諸国(フランスおよびアメリカ)を訪問し,欧米およびアジア諸外国における意識障害患者に対する考え方や看護ケア技術について文化的な背景を視点に検討する。
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