Project/Area Number |
23K09919
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
清野 純子 帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (80549973)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 亮 岩手医科大学, 看護学部, 教授 (50413167)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | グリット / 看護師 / COVID-19 / 教育支援 / レジリエンス |
Outline of Research at the Start |
2020年1月より新型コロナウイルス感染症の対応を余儀なくされ、2022年現在では「With コロナ時代」と言われ、看護師は変化に適応し、さらに看護の質を向上していく努力が必要である。 そこで本研究は、これまで研究されてきたレジリエンス(困難を乗り越える力)に加え、度胸(困難に挑む)、自発性(前に進む力)、執念(目標に集中する)の4つの要素を含む「グリット」に着目し、新型コロナウイルス感染症で入院する患者とかかわったことがある看護師を対象に、心理的葛藤を明らかにし、グリットがどのように健康や仕事への充実感に影響しているのかを検証する。そして、看護師のグリット向上のための教育支援を構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、新型コロナウイルス感染症により入院している患者とかかわる看護師のグリットを捉え、そして、健康やストレス反応、仕事に対する充実感への影響を明らかにすることであった。 2019年12月初旬に新型コロナウイルス感染症が報告され、その後、日本の医療機関では新型コロナウイルス感染症患者と感染予防に対応し、看護師はこれまでに経験したことのない環境の中で従事しなければならなかった。そのような状況下においても看護師として職業を継続させている力(グリット)を明らかにすることが、看護師の離職防止やストレス低減につなげることができ、看護師教育を行っていく中で必要であると考えられた。 本邦においては看護師のグリットに関する研究はほとんど見受けられない。そこで2023年は国外におけるグリットに関する研究の状況およびその概念を把握した。グリットと類似した概念としてレジリエンスがあるが、グリットとレジリエンスは関連しているが異なる概念であり、グリットは長期的な目標に対するものである(Meyer et al., 2020 ; Munn et al., 2022)。またグリットにはコミットメントが含まれる(Duckwroth et al., 2007)。またグリットを測定する尺度の開発が行われている(Duckworth & Quinn, 2009;)が、グリットは文化的背景により異なる可能性がある (Datu et al., 2017 ; Datu & Mclnerney, 2017)ことから、日本におけるグリットの構造を明らかにする必要性および国外で作成されたグリットを測定する尺度(Grit-S)の内容が日本人看護師に適応可能か検討する必要があると考えられた。そして、これらの先行研究から本研究の第一段階である看護師のグリットを支える要因に関するインタビュー内容を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023年度は臨床の場で働く看護師を対象にCOVID-19流行当初と現在とでの心理的葛藤の違いと看護師のグリットを支える要因について明らかにするために、看護師を対象としたインタビュー調査を実施する予定であった。それに伴い看護師のグリットに関する研究の動向について把握する必要あった。グリットに関する看護師の研究は本邦ではほとんど見受けられないことから、2023年度は、海外におけるグリットに関する研究の同様および看護師を対象としたグリットに関する研究について把握し、本研究のグリットに関する看護師のインタビュー調査内容を決定することとした。そのため、グリットに関する海外の研究の動向の整理に時間を要し研究が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、2023年度に行った海外のグリットに関する研究の動向やグリットのとらえ方を整理し、またグリットの関連要因を捉える。そして日本における看護師のグリットを支える要因を明らかにすることを目的に看護師10名程度を対象にインタビュー調査を実施する予定である。インタビュー調査の内容は、グリットに関する海外の研究を参考に研究分担者と検討し決定していく。インタビュー調査後は、得られた質的データの分析を研究分担者と実施する。また、調査結果から日本人看護師におけるグリットの特徴を捉えていく。さらにグリットに関する研究の動向については、引き続き国内外から捉えていく。
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