Project/Area Number |
23K09987
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
中村 雅美 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (30802425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
籏持 知恵子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70279917)
南村 二美代 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (00634015)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 慢性腎臓病 / エンパワメント / 療養支援プログラム |
Outline of Research at the Start |
慢性腎臓病患者に求められている自己管理行動は多岐にわたり、ライフスタイルの大きな変化を伴うことから実施が難しく、日常生活との両立困難等から、自分の生活のコントロール感覚を低下させる。このような状況は無力感を抱く要因となる。無力感を抱く患者に対し、エンパワメントに基づいた介入は、生活のコントロール感覚と自分の力への信頼を高めていくことが期待できる。 本研究では、慢性腎臓病患者のエンパワメントの実態と特徴を明らかにし、エンパワメントに基づく介入プログラムを開発し、実装化への課題を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
慢性腎臓病患者の療養生活におけるエンパワメントについて、ハイブリッド法による概念分析を行った。【慢性腎臓病とともにある生活のコントロール感覚をもつ】【主体的に医療に参加できることを自覚する】【パートナーシップの基盤となる信頼関係を構築する】という3つのカテゴリーが抽出された。【慢性腎臓病とともにある生活のコントロール感覚をもつ】は<慢性腎臓病の療養法に関する基本的知識・技術を習得していると自覚する>などの5サブカテゴリー、【主体的に医療に参加できることを自覚する】は<腎臓病治療における主体性を自覚する>などの6サブカテゴリー、【パートナーシップの基盤となる信頼関係を構築する】は<医療者からの支援を知覚する>などの3サブカテゴリーからなる。 この概念分析を基盤として、67項目からなる慢性腎臓病患者の療養生活におけるエンパワメント尺度原案を作成し、慢性疾患看護専門看護師(サブスペシャリティ:慢性腎臓病)、慢性看護学もしくは尺度開発に関する研究実績のある看護学研究者の計5名を対象にしたフォーカスグループインタビューにより、内容妥当性を検証した。その結果、12項目の削除、4項目が追加された。また尺度項目の表現の修正を行い、59項目へと精練された。 続いて、この59項目について、内容妥当性指数(Item-content validity index)による内容妥当性を検証するために、慢性疾患看護専門看護師(サブスペシャリティ:慢性腎臓病)、慢性看護学もしくは尺度開発に関する研究実績のある看護学研究者計9名を対象に、質問紙調査を行った。質問紙の回収は終了し、分析を行っている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度に計画していた尺度原案についての内容妥当性の検討について、専門家会議、質問紙調査ともに実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度末に実施した質問紙調査の結果を分析して尺度項目を修正し、信頼性、妥当性の検証のため、慢性腎臓病患者を対象にした質問紙調査を行う予定である。
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