Project/Area Number |
23K09994
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Shoin University |
Principal Investigator |
川原 理香 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 講師 (10638753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 政枝 横浜市立大学, 医学部, 教授 (30363914)
川畑 貴美子 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40338190)
駒崎 俊剛 東京医療保健大学, 医療保健学部, 講師 (40410211)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 人工股関節全置換術 / 脱臼予防 / アプリケーション / 教育アプリ |
Outline of Research at the Start |
人工股関節全置換術(THA)は、患者の身体機能とQOL改善する治療法の一つである。THA後は脱臼リスクが伴うため、患者は、それまでの慣れ親しんだ生活を手放し、脱臼のリスクを回避するための生活へと再構築しなければならない。そのためには、時間や場所を問わず、患者自身で学習することができる環境の整備が求められる。そこで、脱臼予防のための動作技法の獲得と住まいの環境調整に焦点化した教育アプリケーションを開発し、ランダム化比較試験デザインを用い、アプリケーションを用いた教育とアプリケーションの品質を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、人工股関節全置換を受ける患者の脱臼回避動作技法の獲得と住まいの環境調整に焦点化した教育アプリケーションを開発し、教育アプリケーションの利活用による学習効果とアプリケーションの品質を評価することを目的としている。 人工股関節全置換術は、患者の身体機能と健康関連のQOLを改善する治療法の一つであるが、生涯に渡り生活活動に影響を及ぼす合併症の一つに脱臼がある。近年、最小侵襲手術法により、脱臼の発生は低減しているものの、脱臼のリスクは残存する。脱臼は足を組む、前かがみで靴下や靴を履くなどの日常的な動作により引き起こされるため、患者は、脱臼を避ける動作を獲得し、生活の中で実践する必要がある。 本研究で開発する教育アプリケーションの特徴は、撮影した動画を用いて、患者自身で感覚と実際の運動遂行状況を照合し、目標をもって教育に参加できるように意図的に仕掛けていることである。 今年度は、①研究協力施設にてフィールドワークと②モバイルアプリケーションをっ用いた手術患者へのself-care教育に関する文献レビューを行った。 ①フィールドワークでは、人工股関節全置換術を受ける患者や手術後10年以上経過した患者の外来受診場面や実際の教育場面を見学し、患者の生活状況や認識、教育の実践の中で医療者が工夫している点や留意点について情報収集を行った。さらに、アプリケーション(デモ版)について、修正点や追加機能、活用するにあたり予想される課題について意見交換を行った。②モバイルアプリケーションを用いた文献レビューでは、患者へのケア介入の中でアプリケーションを活用することの利点や課題について検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
フィールドワークで得た患者教育の現状や実際に利活用する医療者の意見から、教育アプリケーションの再修正が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
教育アプリケーションを修正するとともに、医療現場の声を取り入れた教育アプリケーションを活用する介入プログラムを構築し、実践する。
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