Project/Area Number |
23K10024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | The Japanese Red Cross Kyushu International College of Nursing |
Principal Investigator |
福島 綾子 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 講師 (80589797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫻本 秀明 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (20755590)
大山 祐介 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (40789567)
吉原 駿 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 助教 (50880803)
鴨川 めぐみ 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 助教 (70909556)
加藤 茜 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (90883215)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 救急看護 / エンド・オブ・ライフ / 終末期ケア / コンピテンシー / 初療室 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、初療室で亡くなった救急搬送患者とその家族に対する終末期ケアと、そのケアにかかわる看護師のコンピテンシーを明らかにすることである。本研究によりごく短時間であっても初療室において終末期ケアを受ける患者や家族のQOL(Quality of Life)やQOD(Quality of Death)を向上させることができる。また、救急医療現場で患者の終末期に関わる看護師の具体的な指導、教育のための方策を検討することができると考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
救急初療室での終末期ケアにかかわる看護師のコンピテンシーを明らかにすることを目的に研究に取り組んできる。この取り組みの第一弾として、救急初療室で亡くなった患者およびその家族に対して実施されている終末期ケアの実態を明らかにするために、救急初療室で亡くなった患者とその家族への質の高い終末期ケアをデザインするために、現在までにわかっている患者の特性、医療システム、医療提供者に関するエビデンスを系統的に整理することを目的としたスコーピングレビューを実施している。具体的には以下の5つのトピックスを上げ、データを整理することで、救急初療室における終末期ケアの要素を抽出することを目指している。 1)救急初療室で亡くなった患者や家族の特徴はどのようなものか、2)救急初療室で亡くなった患者や家族に対して実践される終末期ケアの構成要素と機能は何か、3)救急初療室において、患者とその家族に対して終末期医療はどのようなタイミングで提供されるか(遺族へのフォローアップも含む)、4)患者に終末期ケアを提供するのは誰か、5)救急初療室での終末期ケアの質を評価するための指標は何か 現在、対象となった文献からデータを抽出し、統合する作業を進めている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
スコーピングレビューを行うにあたり、各国の保健医療制度を調べた。日本における「初療室」にあたる英語表記がないこと、各国の救急医療制度や救急医療の担う役割の違いもあり、データをまとめる作業に時間をようしている。
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Strategy for Future Research Activity |
スコーピングレビューで明らかになった結果を活用し、救急初療室における終末期ケアの構成要素について抽出を行う。今後は抽出された構成要素に対してハイパフォーマーからの意見を受けながら、日本の実状に即した内容となっているか検証を行うことを予定している。
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