Project/Area Number |
23K10044
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
吉田 久美子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (70320653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 裕 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 助教 (00828600)
福島 直子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (10593717)
神田 清子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (40134291)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | がん患者 / セルフケア能力 / 希望 / 看護モデル |
Outline of Research at the Start |
「進行がん患者の希望とセルフケア能力をサポートする看護モデルの開発」を研究テーマとし、患者の「希望」と「セルフケア能力」を主軸に、患者の状態を考慮した看護モデルを開発し効果を明らかにする。看護モデルの方向生は、患者がセルフケア能力をもとに、治療を継続しながら希望に向け生活を構築していくことができるよう編成予定である。 研究の段階的計画としてⅠ.看護モデルの原案作成として、概念分析や相関関係的研究から必要な看護を抽出する。Ⅱ.看護モデルの構成・介入・評価として、患者に負担が少なく療養の動機付けにつながる方法を構成する。その後、看護モデルの効果を量的・質的データから分析し評価することを予定している。
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Outline of Annual Research Achievements |
テーマ「外来化学療法を受けている大腸がん患者のセルフケア能力の影響要因」について学会発表した。【目的】がん患者は副作用症状に対処しつつ療養しており、セルフケア能力の「人とのつながりを保ち社会生活を調整する能力」などが重要であるため、セルフケア能力の影響要因を明らかにした。【方法】1.対象・データ収集:Web調査により同意が得られた患者。2.調査項目と尺度:1)がん患者のセルフケア能力尺度(YOSHIDA,2017)2)影響要因として(1)一般的背景、(2)身体的要因、 (3)精神的健康:日本語版WHO-5精神的健康状態表簡易版(稲垣,他,2013)(4)家族関係:家族関係尺度(田口,他,2009)(5)スピリチュアル:Spirituality評定尺度SRS-A(比嘉,2002)を使用。3.分析:セルフケア能力と影響要因の検定はt検定やF検定、Pearsonの相関係数。4.倫理的配慮:所属大学倫理委員会の承認を得た(第2239号)。【結果】有効回答者 277名(有効回答率92.3%)40~50歳代が115名(41.5%)、同居家族はパートナーと子どもが108名(39.0%)、職業は常勤135名(48.7%)であった。2)一般的背景とセルフケア能力では同居家族の構成と有意差が認められ(p<0.05)、常勤と自営業の対象者の得点に有意差があった(p<0.05)。3)セルフケア能力と精神的健康・家族関係・スピリチュアルとの関係では、精神的健康の得点と相関関係が認められ(R=0.622、p<0.001)、家族関係の得点と相関関係が認められ(R=0.251、p<0.001)、スピリチュアル得点とも相関関係が認められた。(R=0.570、p<0.001)【考察】セルフケア能力の支援として職業への配慮、精神的支援や家族構成と関係性、スピリチュアルを考慮した看護モデルの必要性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
『進行がん患者の希望とセルフケア能力をサポートする看護モデルの開発』に向けて、研究テーマ「外来化学療法を受けている大腸がん患者のセルフケア能力の影響要因」を学会発表し、看護モデルの開発のために必要な要素を抽出できた。また、現在「Factors Affecting Self-Care Agency in Colorectal Cancer Patients Receiving Outpatient Chemotherapy」としてまとめている。さらに、看護モデルの開発に必要な「がん患者の希望の概念分析」に取り組んでおり分析中である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、Factors Affecting Self-Care Agency in Colorectal Cancer Patients Receiving Outpatient Chemotherapyをまとめており、チェックが完了次第、投稿予定である。さらに、看護モデルに必要な要素を明らかにするため「がん患者の希望の概念分析」に取り組んでおり論文としてまとまり次第、学会での発表や学会誌への投稿を予定している。
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