Project/Area Number |
23K10102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
岡光 基子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (20285448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢郷 哲志 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00778243)
草薙 美穂 日本医療大学, 保健医療学部, 教授 (90326554)
井出 由美 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (80644591)
幸本 敬子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 非常勤講師 (80778960)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 子育て支援 / 早産・低出生体重児 / ピア主導 / 親子の関係性 / エンパワメント / 子ども虐待予防 |
Outline of Research at the Start |
NICU退院後の早産・低出生体重児の子育てにおいて、同様の経験をした親同士が支えあう予防的介入が重要である。英国のBaby & Usは、1歳までの児と父親・母親を対象とし、よりよい親子関係の構築と前向きな子育てを促すためのピア主導のアプローチによる支援プログラムである。本研究では、日本版Baby & Usを開発し、それに基づいた早産・低出生体重児とその親へのピア主導による子育て支援モデルを構築し、その介入効果を検証する。親の孤立感の軽減やエンパワメント向上、ひいては虐待予防のため、地域で活用しやすい子育て支援モデルの提案を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本語版Baby & Usに基づく、早産・低出生体重児とその親に対するピア主導の子育て支援モデルを構築し、その介入効果を検証することである。Empowering Parents, Empowering Communities(EPEC)Baby & Usは、8つのセッションで構成され、自分を振り返り、子どもの感情や行動を理解することに焦点を当てている。 当該年度は、英国の原版開発者から許諾を得るとともに、定期的なスーパーバイズを受け、日本語版Baby & Us開発のための準備・整備を行った。具体的には、原版の内容を確認し、資料の翻訳および監訳を行い、日本語版マニュアルを作成した。また、研究代表者および分担者間で実践現場の現状と課題、子育て支援モデル構築に向けた計画について討議し、研究体制の整備を進めた。 早産・低出生体重児の子育てにおいては、父親・母親が子どもに安全な環境を提供し、子どもへの感受性を高めて親子の相互作用を促し、より良い親子関係を構築するための支援が求められる。今後は、ピアの持つ力に着目したグループでの介入研究を行う準備段階として、実態把握のための質問紙調査を予定している。さらに、ピアファシリテーター養成のための認定トレーニングの実施に向けた具体的な準備を進め、フィージビリティスタディを計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度は、日本語版マニュアルを作成したが、ピアファシリテーターを養成するための認定トレーニングの具体的な準備を行うことができなかった。研究者間で実践現場の現状と課題を討議した結果、研究計画の修正が必要となった。このような理由により、研究遂行はやや遅れているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、研究計画の修正や介入実施のための準備など、更なる検討を行う必要がある。当初計画していた子育て支援モデル構築に向けた介入研究の準備段階として、先行して行う質問紙調査およびフィージビリティスタディの具体的な検討を早急に進める予定である。
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