Project/Area Number |
23K10152
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
武田 江里子 浜松医科大学, 医学部, 教授 (60448876)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 真梨子 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (50932670)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2027: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 父親 / 愛着 / 養育 / 内的作業モデル / 自己成長 / 子育て観 / 双方向性 / 縦断研究 / 育児 |
Outline of Research at the Start |
近年、父親には育児のサポート者というより育児の当事者としての役割が期待されている。しかし、父親に関する研究は産後うつや役割期待に関するものが多く、親子関係で最も重視される「愛着-養育プログラム」の視点からの養育システムの発達という育児に関する内的要因に目を向けた研究は見当たらない。 本研究では、父親・母親の養育システムの双方向性と関連要因および産後うつや育児ストレスへの影響力が大きい「子どもの泣き」への感情を測定することで、養育システムの育児に対する影響を明らかにする。育児の当事者としての父親の内的要因への支援に繋がり、それは父親・母親両者にとっての育児支援のための基礎資料になる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、乳幼児をもつ父親の養育システムの発達と関連要因及び育児への影響を明らかにすることを目的とし、父親・母親の養育システム(愛着-養育バランス)の双方向性を関連要因の主軸と捉え検証しようとする研究である。父親に関する研究は母親に比べ遅れており、父親も育児の当事者として期待されている中、父親を含めた研究を積み重ねることが必要である。父親・母親の両側面から育児への影響を捉えるとともに、それぞれの親の自己成長にも繋がる研究になると考えている。 2023年度は、使用予定尺度についてさらに検討を重ねた上で、調査内容とした尺度(内的作業モデル尺度、愛着-養育バランス尺度、産後うつ病質問紙、My Emotion Questionnaire、子育て観尺度、自己成長主導性尺度)の使用について開発者の許諾を得た。My Emotion Questionnaire(Leerkes et al,2020)については、母親を対象に開発された尺度であるため、開発者のDr. Leerkesに父親を対象とすること及び日本語に翻訳して使用することも含めて使用許可を得、翻訳・逆翻訳にて尺度項目の表面妥当性を確認した。 研究依頼予定としていた市に1年間の調査協力を依頼して内諾を得、調査方法について意見交換を行った。当初は1回目調査を1~2か月児の保護者を対象とした予防接種等説明会、2回目調査を6か月児相談、3回目調査を1歳6か月児健診に調査票を配布し、個別郵送にて回収する予定であったが、市の担当者との話合いの中で、2回目調査以降は配布も郵送とすることとなった。 市との調整後に、変更となった配布・回収方法にて本学の倫理審査委員会に研究計画書を申請し承諾を得たので、2024年度から1回目の調査を開始する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度内に1回目の調査を開始する予定であったが、配布・回収方法についてさらなる調整が必要となり、市の担当者と慎重な意見交換を重ねた。その結果をもとに計画書を一部変更したため、倫理委員会への申請の時期が予定より少し遅れることとなった。しかし、慎重な意見交換ができたことで対象者や市の職員への負担が減らすことに繋がったと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理委員会の承諾は得られているので、実際の調査についてさらに市の担当者と詳細な打合せを行うとともに、説明文書・同意書、調査票、謝礼などの準備も同時に進めていく。1回目の調査を8月から開始し、2024年度は1回目調査を8回(令和6年6月生まれ~令和7年1月生まれの児の保護者対象)の予防接種説明にて行い、2回目調査を3回(令和6年6月生まれ~8月生まれの児の保護者対象)の時期に郵送にて行う予定である。
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