Project/Area Number |
23K10203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
西嶋 真理子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50403803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴 珠実 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (60382397)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 発達障害 / 子育て支援 / 早期支援 / 児童虐待予防 / ペアレントメンター / トリプルP |
Outline of Research at the Start |
発達障害児の早期支援や虐待予防における連携や支援の課題を明らかにすることをめざし、社会資源が不足する中小の自治体において発達障害児の早期支援や虐待予防を担当する保健、保育・福祉部門の職員が、ハイリスク家庭を念頭に早期支援や連携において課題と感じている内容をアンケートにより調査する。対象は、人口10万人未満の自治体を無作為抽出し、保健師、保育士等の各分野の担当責任者約1000人を対象として、郵送法による記名自記式質問紙調査を実施する。量的データについては基本的な統計量の分析を行うとともにと質的データから自治体の支援体制の類型化を行い、支援体制別にその特徴や課題の内容を分析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
児童虐待予防や子どもの特性に配慮した家族支援に直結するプログラムを開発することを目指し、特に、社会資源の乏しい中小規模の自治体において、子育て支援や虐待担当、障害福祉、保健、保育・幼稚園等、子どもと親を支える組織が分野横断的に連携を取り、支援できるためのモデルを提示したいと考えた。支援が行き届きにくいハイリスク家庭を含めた児童虐待の予防や子どもの特性に配慮した実効性のある家族支援を検証することを目的として研究チームのメンバーとともに倫理審査委員会に提出する研究計画書を作成した。 研究計画書は、①子どもの発達支援を担当している小規模市町村の保健師と保育士等による発達障害の特性をもつ子どもと家族への早期支援の実態やその関連要因について、地域特性、支援者の状況、事業の状況、職場環境、連携体制の面から検討する量的研究と②発達障害児支援に関する社会資源の乏しい過疎地域における発達障害の特性のある子どもとその親に対する保健師の支援方法を熟練保健師の語りから明らかにする質的研究の2つから構成される。 ①では、人口規模3万人未満の市町村約933から無作為抽出した発達支援を担当する保健師500人及び保育士等500人を対象とした質問紙調査を行う。②では、過疎地域における発達障害の特性のある子どもとその親に対する支援経験の豊富な熟練保健師10名程度を対象に、地域特性等に由来する困難さを含めて、支援の継続的・安定的な受け入れに苦慮した事例を1事例想起していただき,かかわりの最初から経過を追って語っていただく予定である。 先行研究で得られた知見の整理、研究のデザインの作成、研究で用いる用語の定義、調査票やインタビューガイドの作成、研究倫理審査委員会への申請種類の作成等、研究の準備を整えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画では量的研究は1年目、質的研究は2年目に行う予定にしていたが、1年目で両方の研究計画を作成し、2年目に両方の研究を実施することとした。そうすることにより、2つの研究を合わせてモデルを開発する計画であるため、共同研究者や研究協力者とともに、先行研究の整理や用語の定義など、整合性を図り、より質の高い研究が遂行できると考えた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は計画どおり、研究を実施し、令和7年度のモデルの開発、論文の作成、学会発表等、当初の計画通り進める予定である。
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