Project/Area Number |
23K10222
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
小川 真寛 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (00732182)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大庭 潤平 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (10406259)
田代 大祐 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 助教 (90806340)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 身体活動量 / 地域 / 高齢者 / 生活行為 / 評価表 / OPAQ |
Outline of Research at the Start |
我が国において,高齢化が進む中,多くの地域在住高齢者が十分な身体活動量が確保できていないと推定される.この問題の解決には個々の高齢者が主体性をもち身体活動量を把握し,マネジメントすることが重要である.その実行のツールとして高齢者自身が自己の身体活動量の特徴を即座が把握でき,マネジメントを可能にする生活行為をベースにした身体活動量評価ツール(OPAQ-web)の開発が有効でないかと考えた.そこで,本研究の目的はOPAQ-webを開発し,身体活動量の増加に向け有効性と発展性を検討する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,地域在住高齢者の身体活動量の評価のために,生活行為に基づく身体活動量質問紙(OPAQ-web)を開発し,身体活動量の増加に向け有効性と発展性を検討することである. 現在,OPAQは紙面にて調査を行っており,その調査結果から地域在住高齢者の身体活動の特徴やその類型化の分析を行っており,論文の作成,投稿まで至っている.結果としては,対象者それぞれに身体活動量の中心となる生活活動や運動があり,その種類が少ないことが身体活動量の低下につながっていることを確認している.そのため,様々な活動を通じて身体活動を増加させるように地域在住高齢者に働きかけることの重要性の示唆を得ている.さらには,家事などの生活活動,歩行,体操といった活動のみを行っている高齢者が多く,一方で仕事,スポーツ,自転車等のやや高強度の身体活動を持つことが身体活動量の増加に寄与することも明らかとなった.これらの点についても,高齢者の身体活動量の増加のための指導に対して,有用な知見であると考えている. 今後は,OPAQの信頼性と妥当性の分析を進め,身体活動量が低下している高齢者に対して,どのように身体活動を増加するのかについて検討を進める予定である.それに向けて,OPAQの計算システムとしてエクセルベースで身体活動量の評価からフィードバックを行えるシステムの作成もしており,今後はその活用とその結果を踏まえたOPAQ-webの開発を進めることを予定している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目に予定していたOPAQ-webは開発できていないが、2024年度に予定していた身体活動の類型化を実施することができている。そのため、現在のところ、計画に従い概ね順調に進行していると評価している。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の主な計画としては,OPAQの信頼性と妥当性を検証する作業を行っていく.地域在住の高齢者を対象に50~300名程度に対して研究を進める予定である.それと並行して身体活動量が低下している高齢者をスクリーニング的に見つけ,それらの対象に対して身体活動量の増加を導くための介入研究を来年度にかけて予定である.これらの検証から,身体活動量のアセスメントからマネジメントに至るまでのOPAQ-webというシステムを構築したいと計画している.
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