Project/Area Number |
23K10270
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Okinawa Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
砂川 ゆかり 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (00588824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田場 由紀 沖縄県立看護大学, 看護学部, 教授 (30549027)
山口 初代 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70647007)
大湾 明美 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 名誉教授 (80185404)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
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Keywords | 要介護高齢者 / 社会貢献 / 看護実践ガイド |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、要介護高齢者の社会貢献への支援を推進するため、実践現場に馴染む看護実践ガイドの作成を行うことである。介護保険サービス事業所の看護職者を研究協力者とし、先行研究で導いた成果(要介護高齢者の社会貢献を推進する看護実践の構造)を実践知として共有したのち、看護職者が要介護高齢者の社会貢献への支援を試みる。その支援に見出されるケアリングを研究者と共に可視化するプロセスを通して、看護実践ガイドを作成する。本研究では、“要介護高齢者は社会貢献できる存在である”という支援の前提を持ち、役割拡大して社会貢献をも支援する看護職者仲間を増やすことにより、地域共生社会の具現化を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、要介護高齢者の社会貢献への支援を推進するため、実践現場に馴染む看護実践ガイドの作成を行うことである。 2023年度は、要介護高齢者の社会貢献への支援の現状にみる課題を整理した。研究協力者は、先行研究において「他者のために役割が果たせそうだが、見いだせていない者」として社会貢献への支援が必要だと思われる要介護高齢者を筆者に紹介した介護保険サービス事業所の管理者(看護職者)2名である。データ収集は、「なぜその要介護高齢者を紹介したのか、介護保険サービスにおける社会貢献への支援は可能か」について半構造化面接を実施した。データ分析は、「要介護高齢者の社会貢献への支援を普及するための課題は何か」の視点で質的に分析した。要介護高齢者の社会貢献への支援を普及するための課題は、17キーセンテンス、4サブカテゴリーから、《ケアが患者‐看護師関係で自己完結して発展しない課題》、《社会に期待される役割と個別支援のギャップを埋めることの課題》の2カテゴリーが導かれた。社会貢献への支援については、看護職者がその必要性を感じてはいるものの、ケアが自己完結して発展しないこと、社会に期待される役割が優先され個別支援に向き合えないことから、実践知が創造されにくいことであると考えられた。看護職者の要介護高齢者のよりよい暮らしを志向するという個別支援の強みが活かせるよう、協働で実践経験を積み重ねることを通してケア文化を育んでいくこと、その取り組みを通して、実践現場に馴染む看護実践ガイドを作成する必要があることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
協働による社会貢献への支援を行うために、研究協力者を選定し支援を開始したが、物理的な距離があったこともあり、タイムリーな支援が行えなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年の経験を踏まえて、協働による支援の方法を再検討し、研究協力者の選定や協働による支援を進めていく。
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