タイ農村部における生活習慣病患者フォローを効率化するmHealthアプリケーション開発
Project/Area Number |
23K10357
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
荒川 尚子 中部大学, 生命健康科学部, 講師 (90552076)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 奈津紀 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (30454375)
宇佐美 裕康 中部大学, 工学部, 助教 (10847669)
鈴木 裕利 中部大学, 工学部, 教授 (20340200)
太田 勝正 東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 教授 (60194156)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 農村部 / 情報共有 / デジタル化 / システム開発 / mHealth / 生活習慣病 / アプリケーション開発 / 看護職 |
Outline of Research at the Start |
タイ農村部では医療職のマンパワー不足により、看護師だけでなく地域住民がヘルスボランティアとして住民の健康関連の情報収集を行っているが、このような多様な関係者が地域住民の健康関連情報を扱わざるを得ない状況では、住民情報の集約や多様なデータとの関連付けが難しい。本研究では、先行研究で開発したデータベースをさらに発展させて看護師、ヘルスボランティア、住民それぞれが扱う健康関連情報を一元化し、それぞれが必要な情報を入力・取得を可能にするmHealthアプリケーションを開発する。開発は、テンプレートの情報及び入力方法の精選に実際の使用者の生の声を反映させることによって、現場の実情に即したものを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、農村部における慢性疾患患者本人も含めたキーパーソン間の効率的な情報共有システムの開発に向けた予備調査として、ヘルスボランティアが報告する情報と看護師が求める情報のギャップについて明らかにした。対象者は農村部のヘルスプロモーション病院に勤務する看護師(Ns)と、その管轄下にあるヘルスボランティア(HV)である。糖尿病、高血圧患者のフォローアップに必要な情報項目のチェックリストを用い、情報収集するもの、報告するものを個人で回答してもらったのち、看護師は半構造化面接、ヘルスボランティアはフォーカスグループインタビューを実施し、情報交換に関する現状について尋ねた。 調査の結果、8割以上のHVが看護師に情報提供していると回答した項目は、氏名、性別、住所といった個人情報の他、血圧、脈拍、血糖値などの生体情報であった。一方でNsがHVに情報提供してほしいと回答した項目は、HVが挙げた項目のほかに、内服状況、症状など治療経過に関する詳細情報も含まれていた。インタビューでは、HVからは訪問状況や血圧などの測定した結果はLINEアプリケーションを利用して、画像や文字で報告を行なっていることが明らかになった。また、Nsは、LINEでの報告内容を確認し、必要な場合は患者の家庭訪問を実施している。LINEに多くのメッセージが届くことにより、情報を効率的に検索できない、早期対処すべき案件に気づくのが遅れるなどの課題も表出された。 調査結果から、HVは日々の訪問で得られる生体情報を報告しているが、Nsはそれに加え、内服状況などの治療管理や症状などより詳細な情報を求めており、情報交換には職種間で一部ギャップが存在した。また、日々多くの患者情報の報告を受けるNsには患者情報の検索のしやすさ、生体情報が異常値を示す場合のアラートなどの機能を備えたシステム開発が必要であることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は、現地調査を行い、現状把握とシステムに組み込む機能や項目の精選を行うことが目的であった。渡航は一度しかできておらず、情報収集は十分とはいえないが、システムのプロトタイプを開発するには十分な情報収集ができたと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は予定通り、国内でシステム開発を行ったのち、現地での汎用性や実行可能性について調査を行なっていく。現地調査を経て、システムの修正等を行い、2025年度の運用試験に向けて準備していく。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)