Project/Area Number |
23K10383
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
岩澤 敦史 秋田大学, 自殺予防総合研究センター, 特任助教 (00884024)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 恭子 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (40365987)
丹治 史也 秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (80848242)
宮本 翔平 秋田大学, 自殺予防総合研究センター, 特任助教 (20955273)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 自殺予防 / 孤独・孤立 / コーピング / 地域住民 / メンタルヘルス / 農村地域 / 自殺 |
Outline of Research at the Start |
孤独は自殺に関連する心理的要素と以前から知られているが、自殺を予防するには客観的な孤立状態に限った評価だけでなく、孤独感といった個人の主観レベルでの感情を本質的に評価することが重要である。 本研究課題の解決によって、自殺リスクを上昇・低減させるコーピングについて示唆が得られるため、効果的な自殺予防プログラムの開発に寄与することが期待できる。加えて、本邦では今後高齢者を中心に一人暮らし世帯の増加が予想されるが、孤立した状況におけるより適応的なライフスタイルを提案することにも貢献できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
孤独は自殺に関連する心理的要素と以前から知られているが、孤独感を抱えている場合のコーピングが自殺リスクにどのような影響を及ぼすかといった調査は蓄積されていない。本研究では、コーピングが精神的健康および自殺リスクにどのような影響を及ぼすか、孤独感の影響度を含め分析・検討する。 本研究課題の解決によって、自殺リスクを上昇・低減させるコーピングについて示唆が得られるため、効果的な自殺予防プログラムの開発に寄与することが期待できる。加えて、本邦では今後高齢者を中心に一人暮らし世帯の増加が予想されるが、孤立した状況におけるより適応的なライフスタイルを提案することにも貢献できる。 2023年度(1年目)では、郵送対象者選定のため自治体職員の協力のもと、最新の人口統計データをもとに各年代の配分人数を算出した。2023年8月に、A地域の住民基本台帳より、無作為抽出した5,000名(20-84歳)を対象にコーピング特性と精神的健康および自殺念慮との関連を明らかにするための質問紙調査(第1回目調査)を実施した。 調査対象である5,000名(要支援2以上を除外)のうち、2,213名(44.3%)から有効回答が得られ、質問紙の収集・入力作業を行い、解析のためのデータセットを作成した。また、自治体職員の協力のもと、追跡調査に必要なID付与作業およびID対照表作成も終了した。 現在、データ集計・データセットの整備が終了し、今後に向けて学会発表・論文執筆のための分析を実施する予定である。本研究成果は、国内・国際学会での発表の他、2024年度に論文を執筆する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究分担者、自治体職員の協力のもと、予定より早く研究フィールドの獲得、質問紙郵送に進むことができた。そのため、データ集計・分析にも概ね順調に移行している。第1回目調査の成果報告は予定通り2024年度内に行い、2025年度(3年目)の縦断調査(第2回目調査)の準備に進めることができるように調整していきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、第1回目調査の結果を整理し関連学会での発表・論文執筆へ進む予定である。同時進行で、2025年度に控えている縦断調査(第2回目調査)の質問紙、関連資料準備、自治体職員との調整を行う。また、縦断調査の質問紙作成において、アカデミックな観点からより質を向上できるよう研究分担者とのディスカッションを重ねていく。
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