対象・状況に応じたプライバシー情報調整可能な見守りシステム開発と実証研究
Project/Area Number |
23K10394
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Junshin Gakuen University |
Principal Investigator |
村井 孝子 純真学園大学, 看護学科, 准教授 (50733515)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深沢 圭一郎 京都大学, 学術情報メディアセンター, 准教授 (50377868)
鈴木 臣 愛知大学, 地域政策学部, 教授 (60397479)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | プライバシー情報 / 見守りシステム / IoT |
Outline of Research at the Start |
少子高齢化や近年の新型コロナウイルス感染症により、画像を使用したICTやAI技術の看護・介護への導入が期待されている。しかし、プライバシー保護という倫理面から、これら技術の導入は対象者や現場から敬遠されている。この状況を打破するために、本研究では撮像画像として出力される前にデータ処理を加えることでプライバシー情報の削除・低減・調整を行い、データを保存する技術の開発を行う。 さらに、これらを検知などのICTやAI技術に利用し、稼働の正確性・プライバシー情報の調整検討を含む実証実験を行い、非接触・遠隔での高齢者や乳幼児など、あらゆる世代のプライバシーを考慮した見守りの実現を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、3ヵ年の計画であり、乳幼児から高齢者まで、あらゆる世代へのプライバシー情報の低減・削減可能なIoTを用いた見守りシステムを開発し、あらゆる世代のさまざまなニーズに対応可能な見守りの可能性を検討するものである。 1年目となる令和5年度は、研究協力者をリクルートし、協力者および協力者の対象行動に応じた映像データの取得を進めた。研究協力者は介護保険施設に入居する高齢者4名であり、いずれも見守りたい対象行動は転倒・転落であった。現在研究協力者の居室に、非接触型の環境センサを用いた遠隔自律的見守りシステムおよび小型IPカメラを設置し、データを取得中である。 データは、協力者の生活状況により取得時間を制限しており、同時に協力者の転倒転落を中心として日常生活の状況について、介護者よりヒヤリングを進めている。 取得した画像は①生画像、②低解像度画像・差分画像、③輝度変化画像、④対象の位置検出画像に分類することを予定しており、転倒の検出アルゴリズムの開発を進めている。 また、乳幼児への見守りニーズについて調査するため、ヒヤリング調査依頼のリクルートを進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和5年度初頭に申請した研究倫理審査の承認が遅れたことにより、研究開始時期が予定より遅れている。また、現在協力頂いている協力者にイベント発生がみられていないため、現在転倒モデル画像を作成し、映像処理の可能性について急ぎ検証を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、転倒転落の検出アルゴリズムの開発を進めるとともに、対象者の拡充や転倒転落以外の対象行動に関する検討を進める予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)