Project/Area Number |
23K10401
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
胡 友恵 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (20882971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
四本 かやの 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (10294232)
橋本 健志 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60294229)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 精神障害 / 作業バランス / Occupational Balance / 評価尺度 / スクリーニング |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,日常生活の活動の満足度・バランスを調べるためのインタビュー用紙(評価尺度)の開発です.このインタビュー用紙はSDO-OB尺度と言い,スウェーデンで開発されました.本研究では,SDO-OB尺度を日本語に翻訳し,日本の地域に住んでいる精神障害を持つ人たちに適切かつ効果的に使えるかどうかを調べます.2023~2024年度は研究データ収集・分析と学会発表,2025年度は論文発表の予定です.
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Outline of Annual Research Achievements |
Well-being(個人が身体的・精神的・社会的に健康である状態)を達成するためにはOccupational Balance(OB)が重要といわれている.OBとは,個人が日常の活動をバランスよく行えているかどうかという視点で捉える作業科学上の概念である.地域在住精神障害者においては,OBの不均衡が症状悪化やQuality of Lifeの低下に関連すると報告されている.しかし,日本で使用可能なOBの評価尺度は実施に長い時間を要すこと,OBの全ての側面を包含した尺度は未だないこと等が課題となっている.そこで本研究の目的は,それらの問題に対応した評価尺度であるSatisfaction with Dairy Occupation and Occupational Balance尺度日本語版(SDO-OB尺度)の信頼性・妥当性の検証を行うことを目的とする.SDO-OB尺度は地域在住精神障害者を対象にスウェーデンで開発され,作業療法士がインタビュー形式で使用するものである.本研究は2つの研究で構成されている.研究1ではSDO-OB尺度の内的妥当性検証を目的として,地域在住精神障害者と作業療法士を研究対象者とする.研究2ではその他の信頼性・妥当性の指標の検証を目的とし,地域在住精神障害者のみが研究対象者である. 2023年度はデータ収集を行った.原版であるスウェーデン語版のSDO-OB尺度の使用トレーニングを受けた研究代表者と研究協力者の計2名がデータ収集を担当した.地域在住精神障害者は障害福祉サービスを提供する施設から募集し,作業療法士は便宜的サンプリング法を用いて募集した.結果,研究実施計画どおりに研究1および2のデータ収集が全て完了した.研究分担者2名は,研究全体のスーパーバイズおよび定期的に実施している全研究者における研究ミーティングに参加している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予期せぬネガティブな事態は生じていないため.
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度はデータ分析と論文執筆を主に行う.研究代表者が研究全体の予定管理・運営を行う.運営では研究者ミーティングを適宜開催し,経過報告と必要な議論を研究分担者及び研究協力者と行う.
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