Project/Area Number |
23K10553
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
石田 知也 北海道大学, 保健科学研究院, 講師 (30759642)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 膝前十字靱帯再建 / スクワット / 骨盤 / 代償動作 / リハビリテーション / 前十字靱帯 / バイオメカニクス / 大腿四頭筋 / 筋力 |
Outline of Research at the Start |
膝前十字靱帯(ACL)再建手術後のスポーツ復帰について,競技パフォーマンスの低下や,高い再受傷率は未だ解決されていない大きな問題である。この原因の一つとして,術後の代償的な運動制御が残存してしまうことが報告されている。本研究は,スポーツ動作の基本となるスクワット動作を対象に,骨盤回旋制御に着目してACL再建術後の代償運動の運動制御メカニズムを明らかにすることを目的としてる。代償運動のメカニズムを明らかにすることにより,ACL再建術後に必要な機能評価や,機能回復のための方法を確立する一助となることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
膝前十字靱帯(ACL)再建手術後のスポーツ復帰について,受傷前と比較した競技パフォーマンスの低下や,高い再受傷率は未だ解決されていない大きな問題である。この原因の一つとして,術後の膝関節負荷を減らすような代償的な運動制御が残存してしまうことが報告されている。しかしながら,現在までにこの代償的な運動制御のメカニズムや改善方法は確立されていない。本研究課題は,スポーツ動作の基本となるスクワット動作を対象とし,骨盤コントロールに着目してACL再建術後の代償的な運動制御メカニズムを明らかにし,さらには代償的な運動制御を改善させる方法を開発することを目的としている。 本年度は,1)ACL再建術後のスクワット動作における骨盤コントロールの特徴を明らかにすること,2)ACL再建術後のスクワット動作における骨盤コントロールと下肢関節モーメントの関連を明らかにすることを目的とし,2つの研究課題を進めた。現在までにACL再建術後症例20例,健常例20例を対象としてスクワット動作の三次元動作解析を行ない,分析を進めている。ACL再建術後症例については,明らかな代償運動を示さない例も存在したため,代償的な運動制御のメカニズム解明のため,さらなるデータ蓄積を進めていく。また,次年度以降に本格的に進める3つ目の研究課題として,3)ACL再建術後症例を対象に骨盤コントロールに着目したスクワット動作の修正効果を検証するため,動作の修正方法についての検討を並行して進めている。 これらの知見の一部は国際学会,総説にて発表し,今後は原著論文として発表する準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度に予定していたデータ計測,解析を概ね予定通り進めることができたが,ACL再建術後症例については明らかな代償運動を示さない例も存在したため,運動制御のメカニズム解明のため,さらなるデータの蓄積を進めていく。次年度以降に本格的に進める3つ目の研究課題に必要な動作修正方法の検討も進められており,全体としては概ね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度に計測,解析した結果の分析を進め,論文として発表する準備を進める。また,次年度からは,骨盤コントロールに着目したスクワット動作の修正効果ついての検証を開始する予定である。研究成果は,学会や論文にて随時公表していく。
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