Project/Area Number |
23K10564
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | R Professional University of Rehabilitation |
Principal Investigator |
柳 久子 アール医療専門職大学, リハビリテーション学部, 学長 (10241811)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
呉 世昶 アール医療専門職大学, リハビリテーション学部, 教授 (10789639)
坂本 晴美 アール医療専門職大学, リハビリテーション学部, 准教授 (30966982)
根本 みゆき 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80754316)
巻 直樹 アール医療専門職大学, リハビリテーション学部, 准教授 (90813642)
谷口 圭佑 アール医療専門職大学, リハビリテーション学部, 講師 (90982744)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 認知症予防 / 早期発見 / スクリーニングツール / 娯楽性 / 視空間認知 |
Outline of Research at the Start |
認知症予防に向けて「早期発見」が効果的とされ,軽度認知障害段階での「予防的介入」が重要視されている.しかし,臨床現場において,検査の必要性が高い対象者では,検査の実施に対して難色を示す場合が多い.健常高齢者の47%,アルツハイマー型認知症患者の70%が認知機能検査を受けることに対して苦痛を感じ,検査の必要性が高い高齢者ほど検査を拒否するケースも少なくない.そのため本研究では,簡易的かつ娯楽性を優先した視空間認知課題を設計した認知機能スケールを開発し,その有用性を検討する.抽出が困難とっている認知症が疑われる高齢者の検査参加率が向上し,早期発見に繋げることが可能となり,社会的意義は大きい.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,簡易的かつ娯楽性を優先した視空間認知課題を設計した認知機能スケールを開発し,その有用性を明らかにすることを目的としている.そのために身体的動作と認知機能検査を組み合わせた新規検査手法が,高齢者の認知機能検査に対する心理的負担の軽減や参加率の向上に寄与するか,軽度認知障害を有する高齢者のスクリーニングに有効かを明らかにしたい.本研究では,課題1として新規認知機能検査の開発を進めている.今後,有用性の検証のために,地域在住高齢者50名に対して動的な新規認知機能検査を実施する.また,既存の認知機能検査 (MoCA, MCIアンケート評価) に関しても同様に実施し,それらの結果の関連を検証する.また,課題2として新規認知機能検査と医学的診断の関連性の検証を行い,行政との連携により地域高齢者400名に対して,新規認知機能検査を実施する.さらに,筑波大学付属病院の協力の下,対象者の認知機能に関して,医学的所見や診断を行う.新規認知機能検査の結果と医学的所見の関連性を検討し,検査の検出力(カットオフ値の設定など),実用性や信頼性の検証を行う.また,NIRSやEEGといった機器を用いて,検査実施中の脳血流や脳活性の検証を行い,そのメカニズムを明らかにする.さらに,娯楽性の検証として,検査実施中の生理学的変化や自覚症状についての質問紙調査を行い,検査への参加率に関わる要因について検証する.課題3として,新規認知機能検査のマニュアル作成および普及活動を実施する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新規スクリーニングツールの開発は順調に進んでおり、予定通り、今年度に有用性の検証が可能である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、新規認知機能検査と医学的診断の関連性の検証を行い,行政との連携により地域高齢者400名に対して,新規認知機能検査を実施する.さらに,筑波大学付属病院の協力の下,対象者の認知機能に関して,医学的所見や診断を行う.新規認知機能検査の結果と医学的所見の関連性を検討し,検査の検出力(カットオフ値の設定など),実用性や信頼性の検証を行う.また,NIRSやEEGといった機器を用いて,検査実施中の脳血流や脳活性の検証を行い,そのメカニズムを明らかにする.さらに,娯楽性の検証として,検査実施中の生理学的変化や自覚症状についての質問紙調査を行い,検査への参加率に関わる要因について検証する.課題3として,新規認知機能検査のマニュアル作成および普及活動を実施する.
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