Project/Area Number |
23K10641
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
来住野 麻美 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (00965882)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加茂野 有徳 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (70551232)
田村 将希 昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 講師 (30912448)
西中 直也 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (70307031)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
|
Keywords | 動作解析 / スポーツ傷害予防 / バレエ / シュミレーション解析 / 股関節痛 / スポーツ傷害 / 傷害予防 / シミュレーション |
Outline of Research at the Start |
本研究は,クラシックバレエにおける下肢関節痛のメカニズムを,動作計測に基づくシミュレーション解析によって明らかにするものである。 バレエにおいて下肢関節痛は多く発生しており,生体力学的な視点での調査が傷害予防の見地から極めて重要である。他競技における下肢関節痛に対するバイオメカニクス研究があるものの,バレエ動作は大きな身体可動性が必要である点から必ずしも参考にできるとは限らない。そこで本研究では,バレエ基本動作における股関節,膝蓋大腿関節の接触応力モデルをシミュレーション解析により作成する。また,下肢関節痛有症者と無症者の関節接触応力分布と身体運動特性を比較し,リスク要因を特定する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,バレエにおける股関節痛の予防のための取り組みの一助とするために三次元動作解析システムにて成人のバレエ動作を測定し,股関節痛を有するダンサーの身体的特徴を明らかにすることである。下肢関節痛を有するダンサーは多く、股関節については17.7%が症状を有していているとされているが、傷害発生につながる機序は不明である。 昨年度は対象となる集団への説明とリクルートを開始することが主目的であった。昨年度中ごろに研究意義と目的の説明を対象とする集団に対し説明を行い、リクルートを行った。目標値として有症状者3名,無症状者10名としているところ昨年度は3名の動作測定を実施した。またそれぞれの対象者はメディカルチェックも実施できている。 動作はターンアウト、パッセ、グランバットマンのバレエ動作を中心に行った。それぞれの所要時間は60分程度であり、想定の範囲内で実施できている。新たな測定者を募るとともに、3名についての解析作業を進めている。 股関節深屈曲を伴うサッカーのキック動作などで三次元動作計測とシミュレーション解析が行われており、疼痛を有する者は骨盤前傾角や体幹前傾角が小さいことを指摘されているため、本研究においても骨盤や体幹のキネティクス・キネマティクスの比較を行い、股関節深屈曲動作時を中心に同一者内有症状側と健側において差異を確認した。今後は測定数を増やし当初予定の群分けによる統計学的比較を行う。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年は研究開始の年度でありスムーズなリクルートに注力し、概ね手順は確立された。解析についてもラベリングやデータ比較などは実施できている。
|
Strategy for Future Research Activity |
対象者が学生である。新年度となり新入生もいるため新たに説明を行い周知することとしている。また学生が参加しやすい時期等に対応が可能なようスケジュールを調整する。解析についてはシュミレーション解析に重点を置き症状の有無での比較を進めていく。
|