Project/Area Number |
23K10649
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
久米 大祐 大阪工業大学, 情報科学部, 講師 (50650628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 典生 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (60548577)
西脇 雅人 大阪工業大学, 工学部, 准教授 (10635345)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 運動 / 昇圧応答 / 筋代謝受容器反射 / 動脈硬化度 / 日差変動 / 運動昇圧応答 / ストレス |
Outline of Research at the Start |
運動時の動脈血圧の過度な上昇は、心血管イベントリスクを高める。安全で効果的な運動処方の実現に向け、運動時の過剰昇圧応答に関わる要因を明らかにすることは重要である。これまでの横断研究から、動脈硬化度の増大と運動時の過剰昇圧応答の関連性が示されている。また興味深いことに、動脈硬化度には日差変動がみられ、当日の動脈硬化度の高低が運動時の生理応答に影響を与える可能性が示唆されているが、詳細は不明である。そこで本研究は、動脈硬化度の日差変動は運動時の昇圧応答に影響を及ぼすか、についてその機序を含めて解明する。本研究から期待される成果は、運動時の過剰昇圧応答を予測・回避するための基礎的知見を提供する。
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Outline of Annual Research Achievements |
運動時の動脈血圧の過度な上昇は、心血管イベントリスクを高める。安全で効果的な運動処方の実現に向け、運動時の過剰昇圧応答に関わる要因を明らかにすることは極めて重要である。これまでの横断研究から、動脈硬化度の増大と運動時の過剰昇圧応答の関連性が示されている。また興味深いことに、動脈硬化度には日差変動がみられ、当日の動脈硬化度の高低が運動時の生理応答に影響を与える可能性が示唆されているが、詳細は不明である。そこで本研究は、動脈硬化度の日差変動は運動時の昇圧応答に影響を及ぼすか、についてその機序を含めて解明する。 運動時の血圧調節の主要機構として、活動筋からのフィードバック調節機構である運動昇圧反射があげられる。運動昇圧反射には、活動筋の収縮や伸張、圧迫、摩擦といった機械刺激により生じる筋機械受容器反射、筋収縮に伴い産生される代謝産物等の化学刺激により生じる筋代謝受容器反射の2つがある。 2023年度は、筋代謝受容器反射の評価法を確認することを目的に予備的実験を行った。先行研究に準じて、最大筋力の30%での静的ハンドグリップ運動を2分間行い、続いて前腕部を250mmHgで2分間阻血した(運動後阻血)。その際の血圧を測定した。その結果、ハンドグリップ運動時に平均血圧は上昇し、運動後阻血時でも昇圧応答は観察された。よって、本法で筋代謝受容器反射を評価可能であることが確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
筋代謝受容器反射の評価法は確認できたが、当初予定していた筋機械受容器反射の評価法の確立までは至っていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
筋機械受容器反射の評価法を確立させ、本研究課題のメインである動脈硬化度の日差変動が運動昇圧応答に及ぼす影響とその機序の解明を試みる。
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