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Comprehensive studies on the regonal transition of extracurricular sports activity in Japanese schools

Research Project

Project/Area Number 23K10676
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 59020:Sports sciences-related
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

千葉 直樹  中京大学, スポーツ科学部, 教授 (20389662)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywords運動部活動 / オーストラリア / 外部委託 / 企業版ふるさと納税制度 / 地域移行 / インタビュー
Outline of Research at the Start

スポーツ庁は、休日の中学校運動部活動を、2023年度から3年間で段階的に地域移行させる政策を発表した。地域移行の主体は、総合型スポーツクラブや学校団体等とされ、場所も地域や中学校のスポーツ施設等とされている。しかし、実施主体や財源・指導者の確保に不透明な点が多く、現場では先行きを懸念する声も多い。本研究では、このような状況を考慮して、運動部活動の地域移行に向けた具体的な取り組みを行う教育委員会職員、地域スポーツクラブの担当者、日本中学校体育連盟会長等への専門家インタビューを行う。またオーストラリアやイングランド等の民間委託の事例を参考にした上で、日本の事例と比較する。

Outline of Annual Research Achievements

2023年度は先行研究の検討を行うとともに、国内外での調査に向けて準備を行った。本年度は、オーストラリアのZ社という民間企業による体育授業や部活動への外部委託に関わる事業内容と課題について調査を行った。Z社の2名のディレクターに各1時間30分程度の専門家インタビューを2024年2月に行った。この会社は、1994年に元体育教師が設立し、2004年から全国展開をはじめ、豪州に36か所の事業所がある。Z社の事業内容は、就学前プログラム、体育授業の指導、休日プログラム、部活動の指導等である。豪州の小学校には必ずしも体育教師が配置されておらず、プールも少ないために、Z社のような民間企業が小学校の体育授業や水泳の授業等を外部委託することが一般的に行われていた。Z社の課題は、学校のカリキュラムに合わせたスポーツ活動を提供することと、専門性の高い人材の確保をすることであった。また年度末に日本のスポーツ関連企業Y社の担当者2名を対象に専門家インタビューを行った。Y社では、学校部活動支援事業を行っており、民間指導委託型モデルと地域部活動型モデルの二つの方法で教育委員会や学校を支援していた。Y社は11か所で50校にわたる121部活動を支援していた。この企業は、教育委員会とスポーツ指導者のコーディネート業を行っている。しかし、本来の目的は、部活動の支援を通して地域のまちづくりに貢献し、スポーツに関連した情報を蓄積し活用することであった。さらに、Y社は沖縄県うるま市と連携し、中学校部活動の外部指導者の謝金等を賄うために企業版ふるさと納税制度を推奨していた。この制度は、地方都市で財源の限られた自治体でも外部指導者の謝金を確保する上で有効な仕組みであった。しかし、企業版ふるさと納税制度では、年度ごとに決算を行うために、長期的な見通しを立て、様々な目的のために納税額を使うことが難しいという課題があった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初予定していた大阪市中学校部活動に関する調査は、自治体の担当者の都合を考慮して2024年度以降に行うように変更した。代わりにスポーツ関連企業のY社担当者への専門家インタビューを行うことができた。オーストラリアのZスポーツへの調査は、予定通り行うことができた。また運動部活動に関する国内外の先行研究を読み、先行研究の要約をすることができた。

Strategy for Future Research Activity

今後は、2024年7月に日本スポーツ産業学会でオーストラリアのZスポーツの外部委託の事例について報告する。また2024年10月に東アジアスポーツ社会学フォーラムでY社の学校部活動支援事業の内容と課題について報告する。2024年7月に愛知県豊田市で行われている部活動コーディネーターを生かした部活動支援事業について調査を行う。9月に岐阜県多治見市の「こいずみ総合クラブ」等関係者への調査を行う。2025年3月には、予定を変更して、イングランドの民間スポーツクラブ視察と調査を行う。私は、2025年9月から2026年8月にかけて在外研究員としてオーストラリアの大学で研究活動を行う予定である。そのため、この期間にオーストラリアとニュージーランドを拠点とするZスポーツの事例をより詳細に調査するために調査の予定を変更する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 名古屋市小学校部活動の見直しと「公設民営型」部活動の可能性2023

    • Author(s)
      千葉直樹
    • Journal Title

      子どもと発育発達

      Volume: 21 Pages: 196-200

    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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