疾走速度変化からみた小学生における疾走能力の経年変化に関する縦断的検討
Project/Area Number |
23K10691
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Josai University |
Principal Investigator |
篠原 康男 城西大学, 経営学部, 助教 (50755535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥取 伸彬 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 講師 (80875948)
前田 正登 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (90209388)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 疾走速度変化 / 加速 / 最大疾走速度 / 速度維持 / 局面構成 / 数式化 |
Outline of Research at the Start |
児童期における小学生の疾走能力を検討する際,50m走における疾走タイムおよび最大疾走速度は重要な指標となる。しかし,疾走タイムは最大疾走速度までの加速や,それ以降の速度維持も含めた疾走全体が反映されたものであり,疾走タイムの構成やそれらに関わる能力も合わせて検討する必要がある。本研究では,小学生の50m走における疾走速度変化を経年的に測定し,疾走全体の局面構成および各局面での能力を表す変数を縦断的に検討する。得られた知見をもとに,児童期における小学生の疾走能力向上の機序を各局面での能力変化に着目して明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,児童期の小学生の50m走において疾走タイムが変化する際に,疾走全体における加速・最大疾走・速度維持に関わる能力がどのように関係するかを明らかにすることである。 本年度は,当初計画していた実験の被験者の募集に関して,一部調整が必要となったため,当初計画していた実験に先立ち,本実験を想定した予備実験ならびにデータの分析方法や考察方針に関する検討を進めた。特に,疾走速度変化の数式化による定量的な評価について検討を進めた。全力疾走に支障のない健常な1年生から6年生の男子児童および女子児童を対象に,スタンディングスタートからの50m走を1本行わせた。各被験者の50m走において,被験者が疾走を開始してから終了するまでの被験者の疾走速度を,レーザー式速度測定器(LDM301S)を用いて100Hzで測定した。得られた時間―距離データおよび時間―速度データを元に,先行研究(Samozino et al., 2016)で提案された理論式および手法による疾走速度変化の数式化を行った。数式化によって算出された指数や係数を用いて,疾走中の力―速度関係やパワー―速度関係に関する分析項目を算出した。分析の結果,学年が大きいと最大疾走速度は有意に大きかった。また,疾走速度変化の加速様態を定量的に評価検討した結果,学年が大きいと最大水平力や最大水平パワーが有意に大きい傾向がみられた。しかし,学年が上がる中で,これらの値が停滞または減少する学年間もみられた。現在,局面構成に関する分析も進めており,引き続き定量的な評価法の検討を進めつつ,今後は経年的なタイムの変化にともなう疾走能力の縦断的な検討方法についても,検討を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の目的は,児童期の小学生の50m走において疾走タイムが変化する際に,疾走全体における加速・最大疾走・速度維持に関わる能力がどのように関係するかを明らかにすることである。本研究では,小学生の50m走における疾走全体を対象にして,その速度変化をレーザー速度測定器により経年的に測定することを計画している。本年度は,当初計画していた実験の被験者の募集に関して,一部調整が必要となったため,当初計画していた実験を想定した予備実験ならびにデータの分析方法や考察方針に関する検討を進めた。また,疾走タイムの経年的な変化と疾走能力の関係を縦断的に検討していくために,本年度は特に疾走速度変化の数式化による定量的な評価について検討を進めた。当初計画していた実験の実施には至らなかったものの,データの分析方法や分析の方向性,評価方法について,学会発表を行い,他の研究者と意見交換することができた。疾走速度変化の定量的な評価方法については,引き続き検討が必要な部分があるものの,これらは本研究の目的達成に繋がるものであり,おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度に引き続き,次年度もデータの分析方法や考察方針に関する検討を進めていくとともに,本実験の実施に向けた準備(被験者の募集方法の見直しなど)を進め,測定を実施する予定である。そして,疾走タイムの経年的な変化と疾走能力の関係を縦断的に検討していく。また,本年度は特に疾走速度変化の数式化による定量的な評価について検討を進めたが,局面構成や疾走時のストライドおよびピッチのデータも踏まえて,さらに検討を進めていく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)