Project/Area Number |
23K10710
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
古川 拓生 筑波大学, 体育系, 准教授 (80274869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 順 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ長 (00357261)
山際 伸一 筑波大学, システム情報系, 准教授 (10574725)
嶋崎 達也 筑波大学, 体育系, 助教 (20550057)
樽味 孝 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 上級主任研究員 (40825858)
鈴木 啓太 名古屋学院大学, スポーツ健康学部, 講師 (50780227)
竹村 雅裕 筑波大学, 体育系, 准教授 (60375459)
東本 翼 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (90964247)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | ラグビー / GPS / スポーツ関連脳震盪 / コンディショニング / オーバートレーニング / 脳振盪 |
Outline of Research at the Start |
ラグビー競技で生じる身体的負荷量をGPSセンサで、それによる疲労度を下肢パワーの簡易計測指標「ジャンプテスト」で評価する。身体的負荷」と疲労度の「入出力関係の乖離」を検出し、「慢性疲労」を同定する。さらに、安静時やジャンプ中のバランス能力からスポーツ時の脳振盪(SRC)の発生判定や回復評価が可能か検証する。その際、スマートフォンのモーションセンサを利用し、跳躍能力やバランス能力を簡便・高精度に評価するアプリを開発する。最終的には、GPSセンサによる身体的負荷量計測とスマートフォンアプリによるパフォーマンス評価をパッケージとする慢性疲労及びSRCの発生・回復の検出・評価システムを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
ラグビー競技で生じる身体的負荷量をGPS(Global Positioning System)センサで評価するとともに、下肢パワーの簡便な評価テストである「ジャンプテスト」を用いて疲労度を評価する。そして、「身体的負荷量」と「疲労度」という「入出力関係の乖離」を検出することで「オーバートレーニング兆候」の同定を試みる。また、ジャンプテスト時のバランス能力から、スポーツ時の脳振盪(Sport-Related Concussion: SRC)の発生判定や回復評価が可能か検証する。その際、スマートフォンのモーションセンサを利用し、跳躍能力やバランス能力を簡便に評価するパフォーマンステスト・アプリの開発を進める。最終的には、GPSセンサによる身体的負荷量計測とスマートフォンアプリによるパフォーマンス評価をパッケージとする「慢性疲労及びSRCの発生・回復の検出・評価システム」の構築を目指す。 この目的達成にあたり、以下の3つの仮説を設定した。(1)ラグビー競技で生じる身体的負荷を GPS センサで適切に評価できる、(2)オーバートレーニングが慢性化すると、「身体的負荷」と「疲労度」の入出力関係に乖離が生じる、(3)一般的な疲労と SRC とでは、跳躍能力やバランス能力に与える影響が異なる。 本年度は、第3の仮説検証として、大学ラグビー選手9名とSRCと診断された1名を対象に、日常練習におけるバランス機能とジャンプパフォーマンスの変化を検出できるかどうか、またその再現性を検証した。その結果、スクワットジャンプ高および最大加速度はデータの再現性が高く、頻回な測定によるコンディション評価に使用できる可能性が示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
目的達成のための掲げた3つの仮説のうちの一つが、ある程度検証できた。他の2つの仮説についても、データ収集ができていることから、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
スマートフォンのモーションセンサの精度に関する課題が明らかとなった。特に、ジャンプ中のバランス能力については、加速度センサの精度を再検討したうえで、今後検証を進めていく。SRC受傷の影響については、今後症例数を増やし、引き続き検討を行う必要が示唆された。
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