Project/Area Number |
23K10724
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
|
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
山崎 一彦 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30369029)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 直和 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (20420408)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
|
Keywords | 筋 / 腱 / バネ / コンディショニング / トレーニング / 超音波剪断波エラストグラフィ / ジャンプ / リバウンドジャンプ |
Outline of Research at the Start |
優れたアスリートのパフォーマンスを支える要素の一つに「バネ」があるが、どのようなトレーニングを実施すれば「バネ」機能が強化されるのかについては不明である。そこで本研究では、アスリートの「バネ」の規定要因を解明し、その知見に基づき、「バネ」機能強化のための効果的・効率的な方策を構築するための学術的基盤を創出することを目的とする。具体的には、関節・筋組織・腱組織の特性に着目し、ジャンプ・スプリント時の「バネ」に直接関連する特徴を同定する。また、短期間および長期間のトレーニング/コンディショニングに伴い、同定された「バネ」規定要因と「バネ」機能の変化および相互関連について検討する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
国際的に活躍するアスリートの動きを表現するものとして「バネがある選手」といった表現を用いることが多々ある。また、国際レベルのアスリートでなくとも、スポーツ指導や体育の現場では「バネを活かした走り」などのように「バネ」というフレーズを用いた指導を耳にすることは多い。一方、研究面において腱組織の特性は、反動(伸張-短縮)による発揮パワーの向上、すなわち「バネ」指標とは関連がないことが報告されている。そこで本研究では、アスリートの「バネ」の規定要因を明らかにし、その知見に基づき「バネ」機能を強化するための効果的・効率的なトレーニング/コンディショニング法を構築するための基盤を創出することを目的としている。 2023年度は、陸上競技短距離あるいは跳躍種目を専門とする男性アスリート24名を対象に、足関節の硬さ、腓腹筋の硬さ(※本研究における筋の「硬さ」とは「凹みにくさ」ではなく「伸びにくさ」を評価)およびリバウンドジャンプ時の「バネ」との関係について検討した。等速計筋力計および超音波剪断波エラストグラフィを用いることによって、安静時(筋力を発揮していない状態)および筋力発揮時の足関節と腓腹筋の硬さを定量した。リバウンドジャンプ時の「バネ」は、滞空時間と接地時間の比(滞空時間÷接地時間)にて評価した。その結果、リバウンドジャンプ時の「バネ」指標は、筋収縮時の足関節の硬さと有意な相関関係があった。また、筋収縮時の足関節の硬さは腓腹筋の硬さと有意な相関があった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験は計画通りに進み、解析も順調に進んでいる。
|
Strategy for Future Research Activity |
計画通り進める。一方で、新たな研究課題も明らかになってきたため、時間的余裕があれば研究計画以上の内容についても着手および検討する。
|