Project/Area Number |
23K10728
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Japan Women's College of Physical Education |
Principal Investigator |
大澤 拓也 日本女子体育大学, 体育学部, 准教授 (70613496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町田 修一 順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 教授 (40421226)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 加齢 / 筋断面積 / 表面筋電図 / 近赤外線分光法 / 活動筋 / 不均一性 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的を達するために、高齢者と若年者とを比較する横断研究、運動介入による変化を検証する縦断研究を行い、筋の形態や機能の部位差や左右差の「加齢による影響」「運動介入(筋力トレーニング)による変化」「全身の運動能力との関係」を検証する。検討する項目は、身体の形態や組成、運動時・運動前後の測定により算出される出力、筋活動、筋脱酸素化である。これらを総合的に検証することにより、高齢者の筋量・筋機能の向上や低下抑制の機序の解明の一助になりうる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、3年間を予定しており、その期間に高齢者の筋活動や代謝の部位差と左右差について、3つの実験を通じて、多面的に評価することを目的としている。 1年目である当該年度は、今後、本実験を行うための準備期間とし、実験環境の整備、測定法の確立、対象者の選択を行い、その後、プレ実験(身体活動時の筋のデータと筋の形態との比較)の実施を予定していた。実験環境、特にMRI装置に関して、可能な限り再現性が高く、対象者の負担の少ない測定法を確立する必要があった。また、対象者は、本実験で予定している健康で自立した生活を送っている高齢者であるが、そのような高齢者であっても、身体的特性は個人差が大きいことから、本実験の実施前にそれらをある程度明らかにする必要があった。 そのため、MRIの撮影プロトコル、測定法、解析法等の検討および改善を行った。本研究では、身体活動時の筋活動や代謝の左右差を検討することから、当該年度は高齢者を対象に活動前の体幹部や脚部の形態に着目して、基礎的な特性を明らかにする測定を行った。その結果、高齢者では筋断面積の性差や個人差が大きいこと、筋断面積の左右差も個人差が大きかった(つまり、左右差が小さい対象者も大きい対象者も存在した)。 本年度は身体活動時のデータを得ることができなかったため、筋の形態の左右差と筋活動・代謝の左右差を比較するまでには至らなかったが、2年度目に実施できる状況にはなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度は、実験環境の整備、対象者の募集・選択、プレ実験の実施までを考えていたが、プレ実験は予定の半分程度までしか実施できなかった。その理由として、実験実施場所が本務先でなく、時間の調整がうまくいかなかったためである。ただ、これは今後も変更がないことから、この環境で実施できるスケジュールを組み、次年度に対応する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2年度目は、まずプレ実験、高齢者を対象に、筋の形態と身体活動時の筋活動・代謝を比較する実験を行う。夏ごろまでに本実験を計画し、年齢や性による違い、左右差を検討する実験を行う。その後、第2の実験を計画し、年度末までに実行する。
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