Project/Area Number |
23K10748
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
山中 健太郎 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (90359662)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白川 哉子 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (70162766)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 運動学習 / 視覚フィードバック / 全身動作 / 鏡像 / 実像 |
Outline of Research at the Start |
本研究では補助事業期間内に以下の3つの研究を計画している。 研究1: 実像および鏡像の視覚フィードバック条件下で、全身動作を即時的に学習する過程をバイオメカニクス的に測定・評価する手法を確立する。 研究2: 実像および鏡像の視覚フィードバック条件下での全身動作の運動学習の過程と、過去の運動経験(運動の種類・年数など)の関係性を評価する。 研究3: 経頭蓋直流刺激を用いた運動・身体知覚機能の操作による全身動作の運動学習過程の変容の可能性を示す。 研究代表者の有するバイオメカニクス的手法に、ダンス教育を専門とする研究分担者の知見を加えることで、教育・指導の現場に活かせる研究が可能になると考えられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では大きく以下の3つの研究を、実施期間中に並行して進める予定である。(1)実像および鏡像の視覚フィードバック条件下で、全身を用いた動作(ダンス等で用いる基本的な動作)を即時的に学習する過程をバイオメカニクス的に測定・評価する手法を確立する。(2)実像および鏡像の視覚フィードバック条件下での全身を用いた動作の運動学習の過程と、過去の運動経験(運動の種類・年数など)の関係性を評価する。(3)経頭蓋直流刺激(tDCS)を用いた運動・身体知覚機能の操作による全身を用いた動作の運動学習過程の変容の可能性を示す。 2023年度においてはまず(1)実像および鏡像の視覚フィードバック条件下で、全身を用いた動作(ダンス等で用いる基本的な動作)を即時的に学習する過程をバイオメカニクス的に測定・評価する手法を確立するための研究を開始するところから開始した。動作の記録用にIMUセンサの仕込まれたスーツ型モーションキャプチャを導入し、まずは光学式モーションキャプチャと同時に使用しながら様々な基本的な動作を計測することで、その特性を把握することに努めている。次に、実際の見本となる簡単なダンス動画を作成し、自身の鏡像フィードバックの有無と、見本動画の呈示方法(正面鏡像か背面実像)により、それを見本として即時に行う動作の測定を進めている。 (2)については(1)の予備的研究を行う際に過去の運動経験についての聞き取り調査も行い、今後、検証していく予定である。(3)のtDCSを用いた研究については、tDCSと運動学習の先行研究を網羅的に確認しながら、刺激の部位・時間・極性・頻度などの刺激パラメータの検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は、IMUセンサの仕込まれたスーツ型モーションキャプチャの導入から開始した。そして3つの研究のうち(1)から始め、どのような動作が良いか、どのような刺激呈示条件が良いか、そしてIMUセンサの仕込まれたスーツ型モーションキャプチャによる動作記録の特性はどのようなものか、などの本研究を進めるにあたっての基礎的な事項の検討に従事した。そのため(2)(3)についてはまだ実際の測定・実験ではなく検討段階にとどまっている。それゆえ、2023年度中に主な成果発表などは行っていないが、全体的にみて進捗状況は予定どおりと評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、3つの研究すべてにおいてさらに精力的に進める予定である。具体的には、(1)についてこれまで行ってきた予備的な研究を分析・評価し成果としてまとめる予定である。(2)と(3)についても段階的に進めていく予定で、その後さらに学会発表や論文発表という形で公表する作業を精力的に行っていきたい。
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